出版社内容情報
世界各国で愛され文化に根をおろすスパイスの数々を、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカと大陸別に紹介。地理、歴史、レシピを添えて、スパイスの知識と実用を一冊でかなえる百科。分布地図、伝播地図も完備。
内容説明
伝播、国別特産を示す地図と211種のスパイス事典で香りの世界を知る。ヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカで愛されるスパイスの来歴と使い方を大陸別に紹介。図版60点フルカラー、レシピ50点。
目次
ヨーロッパ(フランス;スパイスと香水 ほか)
アフリカ(マグレブ;モロッコ ほか)
アジア(中東;レバノン ほか)
南北アメリカ(北アメリカ;メキシコ ほか)
スパイス事典
レシピ集(調味料;ミックススパイス ほか)
著者等紹介
ミゴット,ビーナ・パラダン[ミゴット,ビーナパラダン] [Migotto,Beena Paradin]
起業家。コンサルティング会社を経営。長年にわたり、さまざまなスパイスブレンドを開発してきた。彼女は、2021年にフラマリオンから出版された本書など、インド料理とスパイスに関する数冊の本の著者
ダコスタ吉村花子[ダコスタヨシムラハナコ]
翻訳家。明治学院大学文学部フランス文学科卒業。リモージュ大学歴史学DEA修了。18世紀フランス、アンシャン・レジームを専門とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
26
新刊コーナーより。世界のスパイス、といってもヨーロッパだけに特化してたりしないかな…と、ちょっと意地悪い気持ちで読み始めたのですが、駆け足とはいえ世界中多くの地域を取り上げており、文化的な相違を感じられる面白い内容になっています。中国・韓国のスパイスにはそれほど面白い表記は無いのが残念ですが、逆に日本は驚くほどていねいな説明があって驚きました。著者に関口涼子さんという友人がいるおかげなようで、同じ理由でちょっと説明の熱意に地域差が感じられました。仕方ないよね。後半のレシピ集、冒頭がいきなり柚子胡椒!2025/03/26