出版社内容情報
古代ギリシア・ローマの人々にとって魔術は身近なものだった。媚薬をつくり、気に入らない人に呪いをかけ、死者と対話し、悪霊から身を守る魔術や呪術は暮らしの中にあった。文献と史実からひもとく魔術的日常。
内容説明
古代ギリシア・ローマの人々にとって魔術は身近なものだった。媚薬をつくり、気に入らない人に呪いをかけ、死者と対話し、悪霊から身を守る魔術や呪術は暮らしの中にあった。文献と史実からひもとく魔術的日常。
目次
第1章 死者との対話
第2章 魔術師
第3章 愛と憎しみの魔術
第4章 魔法の生き物
第5章 闇の魔術からの防衛法
第6章 未来の予見
著者等紹介
マティザック,フィリップ[マティザック,フィリップ] [Matyszak,Philip]
オックスフォード大学セントジョンズ・カレッジにおいてローマ史で博士号を取得。ケンブリッジ大学成人教育校のeラーニングコースで古代ローマ史を教えている
上京恵[カミギョウメグミ]
英米文学翻訳家。2004年より書籍翻訳に携わり、小説、ノンフィクションなど訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たらちゃん
7
魔法って、かけたら少し安心する。自己暗示の要素があるかも。昔から変わらないのね。恨んだ人が亡くなったら怖いわ。私には面白い本でした。2024/10/21
gibbelin
3
過度におどろおどろしい感じがなく、(意外にも)寝る前に読むのにちょうど良かった。2024/11/13
至
0
古代ギリシアローマの胡散臭いものあれこれ。 タイトル通り、特定の時代というよりは古代ギリシアから帝政初期くらい。一部ユリアヌス帝の話もある。 事故物件は昔も安い。何等かの儀式で死体を使う時は、死んだばかりのものや、戦場の跡地などが適当。 クラウディウス帝時代に、使徒ペテロと戦うシモン・マグス。浮遊するマグス墜落するように祈るペテロ。 絵面だけ考えると笑えるが、膝を付いた敷石部分がへこむ程の祈りだったという。空中浮遊するマグスも、一心不乱に祈るペテロも似たようなものだが、片や魔術師もう片方は使徒。古代ローマ2025/05/16