出版社内容情報
ナチス占領下のオランダ。祖国が占領される絶望を味わった三人の少女たちは、家族のため、友人のため、そして同胞のため、ペンを銃に持ちかえた。時に涙を流しながら――ティーンエイジャーの愛と献身を描くノンフィクション。
内容説明
第二次世界大戦、ナチス占領下のオランダ。祖国が占領される絶望と、激化するユダヤ人迫害を目の当たりにした三人の少女―ハニー、トゥルース、フレディは家族、友人、そして同胞のために、ペンを銃に持ちかえた。時に涙を流しながら―のちにオランダの英雄となった少女たちの、知られざる愛と献身の物語。
著者等紹介
ブレイディ,ティム[ブレイディ,ティム] [Brady,Tim]
受賞歴のある歴史作家、執筆家で、多くの著書で高い評価を得ている。さまざまな雑誌、新聞、ジャーナルに数多くの記事、評論、エッセイ、短編小説を寄稿しているほか、PBS(米国の公共放送)をはじめとして多数のテレビドキュメンタリーの脚本や開発に携わっている。『Liberty』シリーズでピーボディ賞(米国放送界における最高の栄誉、放送界のピューリッツァー賞)を受賞
矢沢聖子[ヤザワセイコ]
英米文学翻訳家。津田塾大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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shi-
12
ノンフィンクション。 ナチス、アウシュビッツを題材にした本は、とっても多くて、そこそこ読んできたと思ったけど、これは知らなかった。 本当に少女というのに相応しい年齢の子が命懸けで作戦を立て、一つの国を相手に命をかけて戦った。 この時代の話はどんな話を読んでも、信じられないこと、悲惨な状況がとても多く、どこに、誰に焦点を当てた話かで、それぞれの状況や悲しみ、憎しみの深さ、やるせなさも違い、幾つの話を読めば当時の苦しみを少しでもわかることができるんだろう? 2024/09/17
takao
1
ふむ2024/09/16
ひらっち
0
オランダで実在したレジスタンス少女たちの物語。実在した人々の話で、オランダでもユダヤ人やレジスタンス活動をして追われてる人を匿う人は多く存在していたんだなと知った。トゥルースがユダヤ人の子供たちを逃すため地雷原を抜けて川を渡る場面は心が痛んだ。10人以上を助ける予定が結果的に川で見つかって1人しか助けられなかった。妹のフレディも機転が効いて素晴らしかった。ハニーは戦後は国連で働きたいと夢見ていたが、解放されるほんの数日前に処刑されてしまった。オランダの解放がとても遅かったのが歴史上悔やまれる。。2025/03/02
Sally-m
0
ナチス占領下のオランダでレジスタンスとして戦った3人の少女を題材にしたノンフィクション。 本来、楽しい青春時代を過ごせたはずの普通の少女たちが、戦争により過酷な任務につかなければならなかったという現実に衝撃を受けました。2025/01/26