出版社内容情報
城郭建築研究の第一人者による図説近世城郭シリーズの最新刊。天守と並ぶ城郭の華、石垣のすべてを最新の知見に基づき詳細に解説。450点におよぶカラー写真とオリジナル図版が理解を助け、城めぐりのガイドにも最適の一冊。
内容説明
石垣のすべてが正しく理解できる城郭ファン待望の書。城めぐりのガイドに最適の一冊。写真・オリジナル図450点。堀・土居についても解説。
目次
第1章 石垣の構造と形式(古い石垣と新しい石垣;石垣築造の概略 ほか)
第2章 石垣の詳細(矢穴;石材の表面加工 ほか)
第3章 石垣の築造技術と修復(反りの技法;隅部の技法 ほか)
第4章 堀と土居(堀;土居)
著者等紹介
三浦正幸[ミウラマサユキ]
広島大学名誉教授、工学博士、一級建築士。東京大学工学部建築学科卒業。広島大学工学部助手・助教授を経て、同大学文学部教授。専門は日本建築史・城郭史。城郭のほか、神社・寺院・茶室・民家の歴史や構造を文科・理科の両分野から研究。全国の多数の城郭の整備委員を兼任し、多数の歴史的建造物を復元設計。NHK大河ドラマ「麒麟がくる」「青天を衝け」「鎌倉殿の13人」「どうする家康」「光る君へ」で建築考証を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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わらわら
11
歴史を感じる城それに伴う石垣を見るのは好きだ。野積みと言われる方式があるのは知っていたが改めて本を読み、その精巧さを計算され造られる石垣に凄さを感じる。反りの美しさ隅石の美しさを本を読んでいて写真を見ていても感じる。写真の中には実際に目にした石垣もあるが改めて訪れたいと思う。篠山城跡にはよくいく、じっくり巨岩の石垣も刻印も見ることにしよう。2024/10/08
畑ぽん
5
城の石組の事が知りたくて手に取った一冊。特に中の構造(断面)がどうなっているのか知りたかったので、図解があってわかりやすく良かった。城郭の新しい味わい方も見つけられたから今後の参考にしたい。2024/09/25
kaz
2
資料を中心に飛ばし読み。いろいろなタイプの石垣が堪能できる。図書館の内容紹介は『天守と並ぶ城郭の華、石垣のすべてを最新の知見に基づき詳細に解説。450点におよぶカラー写真とオリジナル図版が理解を助け、城めぐりのガイドにも最適の一冊。堀・土居についても説明する』。 2024/06/14
ゆう
1
今まで読んだ石垣に関する本で、一番の情報量で、非常に勉強になった。 特に、石垣隅部の非算木積から算木積への進化の部分が興味深かった。 今度から、実際の石垣を見たときに色々なところが気になりそう。2024/08/02