なぜ人は自ら痛みを得ようとするのか

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なぜ人は自ら痛みを得ようとするのか

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562073863
  • NDC分類 141.6
  • Cコード C0098

出版社内容情報

宗教的ムチ打ち、サウナ、トウガラシ大食い競争、ウルトラマラソン。人が意図的に「苦痛」を選ぶとき、それが脳内でいかにして「快楽」に変換されるのか。不合理で魅力的、健全であり危険な、限界を超える行為の仕組みに挑む。

内容説明

宗教的ムチ打ち、サウナ、トウガラシ大食い競争、ウルトラマラソン。痛い、暑い、辛い、苦しい―人が意図的に「苦痛」を選ぶとき、それが脳内でいかにして「快楽」に変換されるのか。不合理で魅力的、健全であり危険な、限界を超える行為の仕組みを解き明かす。

目次

第1章 そもそものはじまり
第2章 人体に存在する痛みの電気回路
第3章 聖者の苦しみ
第4章 溶岩をくわえた口
第5章 ものの名前
第6章 灯りが消えるとき
第7章 社会的生物
第8章 ウルトラマラソン
第9章 真剣な遊びの場
第10章 至福のとき

著者等紹介

カワート,リー[カワート,リー] [Cowart,Leigh]
研究者であり科学ジャーナリスト。『ワシントン・ポスト』紙、『ニューヨーク・マガジン』誌、またバズフィード・ニュース、ハズリット、ロングリーズ、ヴァイスといったオンライン・メディアに記事が掲載されている。ジャーナリストになる以前には、学術研究機関でヘラコウモリの性的二形(性別によって個体の形質が異なる現象)や花の資源配分について研究を行っていた。家族とオフィスの主のネコ、ラリー・ホットドッグスと共にノースカロライナ州、アッシュヴィルに在住

瀬高真智[セタカマチ]
翻訳家。世界の歴史や文化に関する訳書が多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

51
【どうしてわたしはこうなんだろう。なぜわたしは苦痛が好きで、それから何を得ているのだろう。それは異様なことだ。だからわたしは、分析してみようと――】バレエ漬けで練習過多になり、深刻な過食症を患い、自傷に走った、タトゥー愛好者の科学ジャーナリストが、意図的に「苦痛」を課すことで至福感を得る仕組みを解き明かす書。宗教的ムチ打ち、トウガラシ大食い競争、ウルトラマラソンなど。<マゾヒズムはいたるところにあって、人の心をつかんで離さず、それに多様なものなのに、この話題に関して利用可能な文献は驚くほど少ない>と――⇒2025/01/12

くさてる

22
マゾヒスト、ウルトラマラソン、唐辛子中毒、自傷行為、身体改造。自ら苦痛を感じることを意図的に選択してきた人々は、痛みからなにを得ようとしているのか?自らもマゾヒストであり身体を酷使するバレリーナ、摂食障害者として生きた経験のある科学ジャーナリストが、痛みを求めるさまざまな人々とのかかわりや実体験を通して答えを得ようとする。科学的な知見を基に語られる部分と同じくらい、扇情的で感情的な言葉も多い。けれど。どうかこの本を、彼女の言葉を、単純な倫理や道徳で片づけないでほしい、と思う。2024/04/03

にゃにゃころ

12
「合意と信頼の下で痛めつけられるのはとてもいいものよ!!」と凄い熱量で何度も何度も言われても、ビビリの私には一切理解できない世界だった。世界一辛いトウガラシの大食い競争やら、過食嘔吐の繰り返しやら、心臓麻痺が起きそうな寒中水泳やら、寝ずに走るウルトラマラソンやら、わざわざムチで叩かれることやら... 著者が言いたいことはわかったし、痛みを求める人が予想以上に多いこともよくわかった。でも、読んでいるだけで血の気が引いて気分が悪くなるような行為をわざわざ自分から求めるのはやはり理解不能。同じ人間なのに不思議。2024/06/03

田中峰和

6
無目的に苦痛を感じたい性質は理解に苦しむ。宗教的な修行における苦行で思い出すのは水中において無呼吸で何分いられるか。オウム真理の修行にもあったので宗教と結びつけたが、バラエティー番組で江頭2:50が芸能人の記録更新をしていた。激辛料理の完食も苦行に近い。これらはバラエティー的要素なので他人事として見る分には楽しめるが、自分が実践したくはない。サウナも短時間であれば爽快感があるが、西城秀樹は長時間の入浴で脳梗塞を引き起こしていた。人はなぜ快感を超えたところまで我慢するのだろう。そこが動物との違いかも。2024/05/19

brzbb

4
いきなり著者(元バレリーナの女性でマゾヒスト)の濃厚なSMプレイの描写から始まるのでびっくりするけど、性的快感だけではなく、なぜ人は自ら苦痛を求めるのかについての考察がめちゃくちゃおもしろかった。丸2日以上も不眠不休で走り続けるウルトラマラソンや超激辛のトウガラシの大食い大会、世界中の苦行者たち。自ら苦痛を求める人それをいろんな意味で喜んで見物する人たち。「なぜアクション映画の主人公は血みどろになり観客はそれを楽しむのか」というのが個人的興味だったんだけど、著者の考察は刺激的で参考になるものばかりだった。2024/04/03

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