出版社内容情報
おもに近年の地政学的大変化を反映したこの新版で、現代の主要な争点に対する独自のアプローチを提案。世界のさまざまな地域の縮尺の異なる地図を重ねおきするという有名なディアトープをさらに進化させ、それぞれの現象を互いに関連づけながら鋭く分析している。
内容説明
一目でわかる新たな国際情勢!近年の地政学的大変化を分析!世界のさまざまな地域の縮尺の異なる地図を重ねおきするという有名なディアトープを使って、それぞれの現象をたがいに関連づけながら分析!
目次
地政学とは何か?(地図上で動きを考える;ディアトーブの方法;さまざまなレベルの地政学的状況分析;紛争とはるか遠くへ及ぶその余波)
危機を自覚する超大国(アメリカ:世界システムの中心たる超大国;アメリカとイスラム世界)
大国の地政学(EU:経済とおそらく政治面でも協調;フランス:その地政学的問題とは? ほか)
世界の緊迫地域(アフリカ:格差ある魅力的な大陸;地中海:長い緊迫地帯;イスラエル・パレスチナ;イラク、イラン、アフガニスタン、パキスタン;石油とガスの地政学)
著者等紹介
ラコスト,イヴ[ラコスト,イヴ] [Lacoste,Yves]
1929年、モロッコのフェス生まれ。地理学者、歴史家。フランスの地政学の第一人者。雑誌「ヘロドトス」の創刊者、編集長。複数の大学の名誉教授
猪口孝[イノグチタカシ]
1944年、新潟市生まれ。東京大学名誉教授。専門は、政治学、国際関係論。政治学博士(マサチューセッツ工科大学、1974年)。英語・中国語・韓国語・ロシア語など多言語に堪能。東京大学東洋文化研究所教授、国連大学上級副学長、全米国際政治学会理事、中央大学教授などを歴任。1982年、『国際政治経済の構図』でサントリー学芸賞受賞。1987年、大嶽秀夫、村松岐夫とともに雑誌「レヴァイアサン」を共同で創刊。実証主義的政治学の発展に貢献した。2011年、自伝『実証政治学構築への道』を著した。2000年から2002年まで、日本国際政治学会理事長をつとめる。日本政治学研究誌(英文)主宰編集長、アジア太平洋国際関係学術誌(英文)創立編集長
大塚宏子[オオツカヒロコ]
学習院大学文学部フランス文学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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