世界の奇食の歴史―人はなぜそれを食べずにはいられなかったのか

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世界の奇食の歴史―人はなぜそれを食べずにはいられなかったのか

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  • サイズ 46判/ページ数 300p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562072606
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0098

出版社内容情報

脳味噌の酢漬け、カタツムリ水、妖精の腿肉――。王から貧民まで、人はなぜそれを食べずにはいられなかったのか。歴史の中の禁断の味や、食されてきた文化的・社会的背景を解説。人間の飽くなき食欲をたどる。図版50点収録。

内容説明

奇食の定義は、文化や時代によっても変わる。現代人にとっては嫌悪を催させるとしか思えない食物も、かつてはおいしく賞味されていた。脳みその酢漬け、カタツムリ水、妖精の腿肉―こうした料理が登場した歴史的背景や、乱獲されたために絶滅にいたった生物、カエルや牡蛎の養殖など、人間の飽くなき食欲の歴史をたどる。

目次

1章 缶の中の死
2章 臓物の真実
3章 血への欲望
4章 妖精の腿のごちそう
5章 虫を召し上がれ
6章 酒池肉林
7章 絶滅するまで食べられて
8章 一杯いかが?
9章 田舎のごちそう
10章 危険を冒さねば牡蛎は食えぬ

著者等紹介

チャリントン=ホリンズ,セレン[チャリントンホリンズ,セレン] [Charrington‐Hollins,Seren]
ウェールズ在住の食物史家。薬草学を専門としていたが、料理と歴史への興味が高じてイギリスの食物史に取り組むように。テレビ・ラジオへの出演や、雑誌への寄稿多数。地方や農業の歴史、女性史、家政学、食事作法、第一次・第二次世界大戦中の銃後の国民生活などのテーマを専門的に扱う。歴史研究とともに、過去の料理の復元にも力を入れ、そのサンプルはイギリス中のカントリー・ハウスや博物館、城などで展示され、好評を博した

阿部将大[アベマサヒロ]
1976年生まれ。山口県宇部市出身。大阪大学文学部文学科英米文学専攻卒業。大阪大学大学院文学研究科イギリス文学専攻博士前期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kinkin

85
缶詰、臓物。昆虫食他世界の世界の奇食について描かれた本。訳本のせいか文章が固く読みづらいと思った。日本には奇食・珍食の権威である小泉武夫先生の著書がありそちらのほうがずっと面白い。読むスピードが早かったので十分理解できないまま読み終えた。図書館本2023/03/03

たまきら

43
変わったもの食べる文化があるねえ、系は楽しめますが(小泉先生系ですね)、缶詰の話はもうげんなり。こりゃひどい。ウェールズの人が書いているので、アジア系の料理はぽっちりだしやっぱり小泉先生の方がこういう分野はすごいなあ。2023/07/03

to boy

19
この邦題は誤解を招きやすい内容。主に英国を中心とした欧米の食の歴史が書かれています。現代では気味が悪いと思われているものも歴史的には普通に食されていた事が記載。牛や羊の内臓、舌、足、脳などつい最近まで食べられていたが、元の姿を連想させない肉が普及するとこういった物が寄食として嫌われてきたそうです。19世紀には貴婦人たちが結核治療・予防のため屠殺場に行って動物の生血を飲んでいたなんて驚き。ところで第一章の缶詰の歴史は表題とは関係ないように思えた。 2023/08/23

アカツキ

15
寄食の定義から入り、風変わりな料理、材料の鳥獣が絶滅したり保護対象になって食べられなくなった料理を紹介した本。著者はイギリスの食物史が専門ということでイギリス中心。本の冒頭にあるように何を奇食とするかは文化の違いが大きいだろうな。魚のかぶと煮は美味しそうと思うくせに、牛や豚の頭蓋丸ごと煮や四つ割りを食卓に出されたら私は気絶してしまうかも。一番驚いたのは日本人男性が催した切除した男性器を食べる有料パーティの話。70人集まって実食したのは5人。食感や味など参加者へのインタビューがなかったのが残念。2023/03/21

田氏

13
トータルで興味深い、んだけど思うところが尽きない。ヨーロッパ外の話になると途端に解像度が下がって西側仕草めくのは、まあイギリスの本だから…と措くとして、出典や論拠が不明瞭なまま言い切っている部分が少なからずあり、加えて原註も訳註もゼロであるのが一層心許ない。確認のために検索すると、wikipedia(en)にほぼ同じ記述があったりもした。眉唾とまで疑うべきとは思わないにせよ、学術的な著述とも言い難く、娯楽本として素直に楽しむに留める本かな、と思う。文学にも時折連結するので、英文学を嗜む人はより楽しめそう。2023/12/25

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