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謎の毒親

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  • サイズ B6判/ページ数 321p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104277032
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

人生最大の悩みは両親でした……少女の頃から家庭で受けた謎の仕打ちの理由が知りたい。驚愕の体験を投稿の形で問いかける相談小説。

ウチの親って、絶対になんか変! と思っているあなたに贈る究極の毒親物語。私にとって、人生最大の悩みは両親でした……何気ない一言に浴びせられた罵倒、身に覚えのない行為への叱責、愛情のかけらもない無視、意味不明の身体接触。少女の頃から家庭で受けつづけた謎の仕打ちの理由を、両親を亡くした今こそ知りたい。驚愕の体験談を投稿の形で問いかけ、毒親から解放される道を示唆する「相談小説」。

内容説明

最大のミステリは、両親でした―少女の頃から受けてきた謎の仕打ちの理由が知りたい!驚愕の実体験を「人生相談」形式で描く長篇小説。

著者等紹介

姫野カオルコ[ヒメノカオルコ]
姫野嘉兵衛。1958年滋賀県生まれ。90年スラプスティック・コメディ『ひと呼んでミツコ』で単行本デビュー。2014年『昭和の犬』で第一五〇回直木賞を受賞。嘉兵衛は雅号(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

めろんラブ 

157
「毒親」という言葉に深く首肯される向きには、滋養のように染み入る一冊では。本作で繰り広げられる親の猛毒言動の数々は、ほぼ姫野さんの実体験とのこと。怖気が震い鳥肌が立つようなそれらを「謎」と捉えて、第三者がその謎解きに挑む”相談小説”という形式。このユニークな形式も含め、オリジナリティーに富んだ姫野ワールド全開の作品だった。人間関係の中でも親子関係は人の一生を左右する可能性があり、とりわけ難儀で恐ろしい。その恐ろしさを素晴らしい作品として昇華し続ける姫野さんには、よくぞサヴァイヴして下さったと感謝ばかり。2016/02/14

青蓮

115
事実を元にしたフィクション。私も「毒親」育ちなのである程度免疫はありましたが、どのエピソードも予想を超える強烈さで驚きました。私も色々と「毒親」についての本を読みましたが本当に「毒親」って謎すぎる。「どうして子供に対してそういうことするのか?」の明確な答えがない。あったとしてもきっと理解の範疇を越えているんだろうな。ラストは無事に「毒親」から脱出。これは本当に良かった。「毒親」への対処法はとにかく物理的に離れるしかないのだ。そういう私も5年前に家出をした。彼女の未来がどうか明るいものでありますように。2017/04/25

ゆみねこ

101
作者ご本人の両親のこと。親のことを悪く言えなかった少女時代、虫・ゴミにまみれた家、想像するだけで鳥肌もの。。せめてどちらかが普通の人だったら、ヒカルも救われたのかも。2016/04/21

美登利

100
そう言えば「昭和の犬」を読んだ時、カオルコさんの実話的な話が盛り込まれていた。これほどだとは。親が厳しいと表現出きるのかどうか。カオルコさんのご両親のように戦争を経験してない若い親であれ、子供を縛りつけて意味のない怒号を上げて叱りつける親がいることは、読書メーターでのつぶやきを拝見すると、理不尽な目にあっている子供(成人でも)たちを見かけることがあります。暴力的な虐待と、放置のネグレクトとはまた少し違う不気味な生活、まさに毒親と暮らすヒカル。脱出が成功して良かったとつくづく感じました。何とも表現が難しい。2016/04/02

TATA

85
うーん、好きじゃない。この毒親感たっぷりな話に血圧は急降下。でも共感できる人はたくさんいるんだろうな。僕も幼い頃父親が怖かった。でも今思い返すとキャッチボールしたとかの記憶があるのはハッピーなんだろな。2017/08/05

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