出版社内容情報
新星たちが新たな世界をみせた本格ミステリの一年をオールレビュー! ランキングはもちろん、映像、コミックにラノベ、評論、ゲームまでを一望。特集は「傑作に描かれた現場図面探索」。インタビューは柄刀一、そして夕木春央の二本立て!
目次
2022国内本格ミステリ・ランキング
国内本格ミステリ2022MY BEST 5全アンケート回答
「国内本格」座談会 新鋭から重鎮まで、傑作・問題作を語り尽くす(浅木原忍×嵩平何×蔓葉信博)
二年遅れで公開された『ナイル殺人事件』2022年の映像本格
ラノベはどこまでラノベなのか ライトノベル・ミステリ彷徨
様々な長期シリーズが節目を迎えた ミステリコミック事情2022
interview Man of the Year 2022 柄刀一
特集「現場見取り図」でたどる本格ミステリ
宿泊型推理イベント「ミステリーナイト」が三年ぶりに復活!ミステリ演劇2022
interview 注目の気鋭2022 夕木春央〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
麦ちゃんの下僕
144
「4大ミステリランキング」の中で、僕の予想(←僕自身の感想+読友の皆様のレビューの印象)に最も近いのはやはり「本ミス」ですね。何より『名探偵に甘美なる死を』&『月灯館殺人事件』が真っ当に評価されているのが嬉しいです!(←他のランキングでの評価の低さに唖然…) そして今回の特集「『現場見取り図』でたどる本格ミステリ」がまた良いですね!『黄色い部屋の謎』から『兇人邸の殺人』まで新旧様々な“見取り図”が紹介されていて、見ているだけでワクワクしてしまいます(笑) あと「装幀大賞」の各賞受賞作も要チェックですよ!?2022/12/08
Tetchy
97
今更ながら感想を。本書でランキングを果たした『このミス』ランク外作家は方丈貴恵氏、北山猛邦氏、ラノベ作家の紺野天龍氏、東川篤哉氏、柄刀一氏、新人の笛吹太郎氏、羽生飛鳥氏、大山誠一郎氏、鴨崎暖炉氏、道尾秀介氏、市川憂人氏とベテランのミステリ作家から全くの新人が入り混じっている。それだけ本格ミステリが多様化し、多彩な作家が魅力ある作品を続々と出していることの証左でもある。今回のミステリの「現場見取り図」特集では特に複数の出版社から出ている古典ミステリではそれぞれ取り上げられていて比較できるのが非常に良かった。2024/09/01
yukaring
71
やっぱりランキングはこちらの方がしっくりくるな~と思いつつ、国内ランキングは20位中12冊が既読となかなかのヒット率。やっぱり1位と2位はこれでしょう😆そして4位と5位も納得。海外は10位までで既読4冊。個人的には1位が大好きな作品なのですごく嬉しい🎵今年のミステリを語り尽くす『国内本格座談会』が毎年楽しみ。色んなミステリが俎上に載せられてて読んでみたいものを早速チェック。そして「首切り島」へコメントには笑えた『現場見取り図でたどる本格ミステリ』企画もグリーン家の見取り図などすごく懐かしかった🙋2022/12/16
刃の下に心あり
29
いつもは立ち読みで済ませてしまうのですが、ランキング上位の作品が自分の思うところと一致していたので、今回は購入してしまいました♪ベスト10の内、7作も既読。このような結果、すなわち、評判作にめぐり会えたことは、読書メーターの皆様のレビューのおかげとしか言いようがありませんm(_ _)m2022/12/25
みや
29
ベスト10の内、既読は8作。あと2作も入手済。1位が推し作家の白井さんで本当に本当に本当に嬉しい。今年はなかなか新作を読めたと思っていたが、「●●ミステリ2022」を読むと、未読のミステリがまだ沢山あることを痛感する。世の中に存在する全てのミステリを摂取できる時間がほしい。「見取り図」というミステリ好き垂涎の特集にはワクワクするが、未読作の文章を読む勇気は湧かなかった。いつか全ての現場を訪れたい。新作近況会では三津田信三さんの刀城言耶シリーズの新作が出るらしいので、それまでに既刊を全て読むのが来年の目標。2022/12/24
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- 終の住処 新潮文庫