出版社内容情報
アラビア半島から世界に広まったイチジク。祝祭には欠かせない食べ物だが、「価値がない」という意味の言葉としても使われる。口にする人の社会階層によって食べ方も意味も変わるイチジクの起源から現在までを探る。レシピ付。
内容説明
アラビア半島から世界に広まったイチジク。祝祭には欠かせない食べ物だが、「価値がない」という意味の言葉としても使われる。口にする人の社会階層によって食べ方も意味も変わるイチジクの起源から現在までを探る。レシピ付。
目次
序章 イチジクとは
第1章 楽園の果実
第2章 植物学上の好奇心
第3章 アラビアとメソポタミアの起源
第4章 古代ギリシアのイチジク
第5章 古代ローマのイチジク
第6章 中世ヨーロッパの十字軍兵士とイチジク
第7章 世界各地の近代史
第8章 「何の価値もない」のか、天国の果実か?
著者等紹介
サットン,デイヴィッド・C.[サットン,デイヴィッドC.] [Sutton,David C.]
イギリスの文学研究者。レディング大学図書館で司書として、写本や手紙のアーカイブ調査を行う。レディング市議会議員を務め、社会問題にも取り組む。食品と美食の歴史、大衆の抗議や暴動の歴史についての研究を行う
目時能理子[メトキノリコ]
英語・イタリア語翻訳者。立教大学経済学部卒。ニュージーランドの調理師資格を保持(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋良
17
林檎を食べて知恵をつけたアダムとイブは、自分たちが裸なことに気づき、イチジクの葉で前を隠した。ということは食べたのは林檎じゃなくてイチジクじゃないのか、という議論があるらしい。そうなの!?話の舞台になっているのは恐らくメソポタミアのあたり。そうなの!?当時、メソポタミアに美味しい林檎はなかったけど美味しいイチジクはあった。そうなのか……。実は聖書には知恵の果実と書かれてるだけで林檎とは書いてない。お、おお……。この辺、なんか凄い衝撃だった。じゃあアップルのマークもイチジクになっちゃうの?2024/01/24
Ernest
3
アダムとイヴが体を隠したのはイチジクの葉?そこだけでも十分面白かった。イチジク美味しいもんな。知恵の象徴でも良いよ。受粉の仕方も、地域によっては貴族からありがたがられる食べ物であり、一方でありふれた食べ物でありってことも、全て面白かった。イチジクを食べたくなる本。2023/01/28
雫
2
いちじくは太陽に向かって伸びる。2025/05/31
Sugar
1
無花果大好き2024/09/19
あるぱか
1
ヨーロッパにおける愛すべきいちじくの歴史。今更ですが、漢字の由来を知りました。横文字が多くて少し難しかったです。いちじくづくしのホテル行ってみたいなぁ2022/12/20
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