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出版社内容情報
このマークはなぜこういう形なのか、どのように生まれたのか? 本書はよく知られた100の記号、シンボルを整理し、それらの起源や作られた経緯などをくわしく見てゆく。アイデアの源泉となるヴィジュアル・レファレンス。
内容説明
卍、十字架、ダビデの星、邪眼、陰陽、円周率。国や通貨の象徴、強烈なアイコン、目を引き付けるマーク、概念をシンプルに示す記号、警告の表示、エンブレム、明快なサインや標識など情報伝達に欠かせない視覚言語を満載。カラー図版多数。
目次
卍(紀元前1万8000年頃)
三脚ともえ(紀元前4400年頃)
使者の杖(紀元前3500年頃)
邪眼(紀元前3500年項)
楔形文字(紀元前3500年頃)
エジプト、マヤ、クレタ島の象形文字(紀元前3200年頃)
アンク十字(紀元前3000年頃)
生命の樹(紀元前1500年頃)
演奏記号/記譜法(紀元前1400年頃)
オーム(紀元前700年頃)〔ほか〕
著者等紹介
ソルター,コリン[ソルター,コリン] [Salter,Colin]
歴史作家。マンチェスターメトロポリタン大学(イギリス)とクイーン・マーガレット大学(スコットランド・エディンバラ)で学位を取得
甲斐理恵子[カイリエコ]
翻訳者。北海道大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くるぶしふくらはぎ
17
自分の業務で「ピクトグラム」に関わることがあり、興味が惹かれ手に取る。「卍」や「オーム」など、発祥と流転、現在のイメージの乖離も面白い。文字がない時代、シンボルに意味を込め、願い、祈り、呪い、思想を表すために、古今東西を問わず溢れ出しているのが面白い。「ピクトグラム」や江戸時代の絵看板を生み出した日本人の専売特許ではないようだ。2022/10/30
kaz
1
卍が世界各国で長い間ありがたいシンボルだったとは知らなかった。たった1人のおかげで使いにくくなるとは。各シンボルの背景等をパラパラめくるのも面白い。図書館の内容紹介は『このマークはなぜこういう形なのか、どのように生まれたのか。よく知られた100の記号、シンボルを整理し、それらの起源や作られた経緯などを詳しく紹介。上は、卍、十字架、ダビデの星、陰陽、円周率等を収録』。 2023/05/20
jimataro
1
言葉が歴史をつくったように、単純なシンボルやアイコンが、人への意識にはたらきかけて大きな影響を与えたことがまとまっていて、あらためてデザインの強さを痛感させられる。十字とか六芒星とかは、思想というカタチのない概念を認識させるために可視化されたもの。影響力があるからこそ、偶像崇拝を禁止するという考えが出てくることも納得できる。2022/12/16
skr-shower
1
他地区図書館本。上下巻あわせて。2022/12/12