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出版社内容情報
ジェシカ・グラスコック[ジェシカグラスコック]
著・文・その他
黒木章人[クロキフミヒト]
翻訳
内容説明
必需品?それとも贅沢品?13世紀に誕生した世界初の老眼鏡から、片眼鏡、オペラグラス、サングラス、レディー・ガガの奇抜なファッション眼鏡までときに富や権力の象徴にもなり、時代を超えてリヴァイバルするメガネの意外で奥深い歴史。
目次
初期のメガネ
蒙を啓く道具
レンズへの嘲笑
いかしたメガネ
オペラ座で会いましょう
メガネの解放
反逆者たちの眼
男はメガネをかけた女にあまり言い寄らない?
ファッションとしてのメガネ
ヒーローとヒロインのメガネ〔ほか〕
著者等紹介
グラスコック,ジェシカ[グラスコック,ジェシカ] [Glasscock,Jessica]
ニューヨーク在住の学芸員で著述家。ファッションの祭典“METガラ”で有名なメトロポリタン美術館コスチューム・インスティテュートで10年以上にわたって研究員を務め、さまざまなファッション展覧会の企画を手掛けた。2003年からはパーソンズ・スクール・オブ・デザインでファッション史の教鞭を執っている
黒木章人[クロキフミヒト]
翻訳家。立命館大学産業社会学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
14
図書館本。近頃何だか地位が危うい眼鏡の歴史。お洒落メガネって昔からあるんだな。2022/12/18
フラボノ
3
眼鏡の歴史は偏見の歴史かもしれない。つけていると知的に見えたり、弱そうに見えたり、魅力があるように見えたり、外したら可愛いと言われたりする。いろんな眼鏡の歴史や進化、とりまく環境の変化が記されていて面白かった。私もいつもお世話になってます、ありがとう眼鏡。2025/06/09
takao
3
ふむ2023/04/23
isuzu
2
写真が豊富で面白かった。分厚さのわりにサクッと読めます。老眼鏡の方が先だった(そして当時の知識人にとっては老眼が死活問題だった)というのには、なるほどね〜。あとファッション性全振りの変なフレームをかけたランウェイの写真がたくさん掲載されてて、世の中は広いな〜と思いました。ちょっと冒険してテイストの違うスペア眼鏡を作ってみたくなります。/訳者さんの後書き笑っちゃいました。2022/09/30
茶幸才斎
1
視力矯正具として13世紀に生まれ、シザーグラスやモノクルなどの派生物を生じつつ、実用品として、宝飾品として、そしてファッションアイテムとして洗練され発展してきたメガネの歴史的変遷を、実物写真のほか、風刺画や肖像画、ファッション誌やランウェイなどの多数の写真とともに解説した、図版を見ているだけで楽しい本。私にとって長年装着しているメガネは、もはや顔の一部というか、顔の表面に形成した新生物のようなものに近く、感覚的にはレンズは呼吸をしているし、フレームには血液が循環している。テンプルが折れれば血が滴るだろう。2024/05/01