なぜデジタル社会は「持続不可能」なのか―ネットの進化と環境破壊の未来

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なぜデジタル社会は「持続不可能」なのか―ネットの進化と環境破壊の未来

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562071876
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0098

出版社内容情報

クラウド化のためのデータセンターが世界各地に作られ、データ送信のために海底を埋めつくす通信ケーブル。膨大な電力や資源が「デジタル化」へ注ぎ込まれる現代。「持続性」の見えないデジタル社会に答えはあるのか。

内容説明

「いいね!」が直面する不都合な真実。わたしたちが日々生み出す膨大な「データ」は、何を生み、何を壊したのだろうか―世界の電力の10パーセントを消費するデジタル技術と「スマート」な生活の先にある「真実」とは。気鋭のジャーナリストが世界中を取材してわかったデジタルの暗い断面。

目次

第1章 デジタル・テクノロジーとエコロジーの関係は空想にすぎない
第2章 スマートフォンの平穏さはどこに?
第3章 「非物質」の暗黒物質
第4章 クラウドを調査する
第5章 ものすごい電気の無駄づかい
第6章 北極圏におけるたたかい
第7章 デジタルの世界の拡大
第8章 ロボットは人間よりも環境を汚染する
第9章 海底の無数のタコ足
第10章 デジタルインフラの地政学
エピローグ 未来の通り

著者等紹介

ピトロン,ギヨーム[ピトロン,ギヨーム] [Pitron,Guillaume]
1980年生まれ。資源地政学を専門とするジャーナリスト(ル・モンド・ディプロマティーク誌など)、ドキュメンタリー監督。パリ大学で法学修士、ジョージタウン大学で国際法修士号を取得。レアメタルと地政学について、フランス議会などに定期的にレクチャーしている

児玉しおり[コダマシオリ]
神戸市外国語大学英米学科、神戸大学文学部哲学科卒業。1989年渡仏、パリ第3大学現代仏文学修士課程修了。パリ近郊在住の翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Isamash

24
ギョームピトロン(資源地政学を専門とするパリ大卒ジョージタウン大修士のジャーナリスト)2021年出版著書の訳本。IT企業は環境に優しいと思っていたので随分と勉強になった。確かにスマートフォンはレア金属の塊でその採掘では環境破壊も起きているだろう。日々膨れ上がるデータ保存のためのクラウドも、無味乾燥なデータセンターを要し莫大の量の冷却水を使用。データ送付には膨大な数の海底ケーブルが使われ,その設置には昔ながらの方法で大きな労力とエネルギーが使われる。著者の主張の様に、デジタル化の拍車は現実的に環境破壊と直結2023/04/14

イカ

3
本書を読んで一番よく分かったことは、インターネットは物質だということ。Wi-Fiとかクラウドとかそういうものに慣れてくると、まるで「無」線でつながっていたり宙に情報が保存されているような錯覚を持つが、無から有は生じない。手で書いた手紙を航空便で送るのと、電子メールをワンクリックで送るのとでは、エネルギー消費量の差は比較にならないと思われているが、そう断言できるのか。核とインターネットは全く別問題と思われているが、両者の功罪を比較してみることにも意味がありそうだ。 2023/07/29

oritako

2
巻末の図表が凄い。一つの「いいね」がどれだけのエネルギーを使っているのかおそろしくなった。2022/09/27

ヾ⌒*(๑╹ꇴ╹)*⌒و

2
一見スマートに見えるペーパーレス・電子化社会でもそれを維持するためのインフラコスト・環境負荷はどんどん上がっているので見て見ぬふりをするなよという内容。その辺りほとんど気にしてなかったのでハッとさせられました。2022/09/05

古民家でスローライフ

1
現代において、スマホやインターネットの存在は、必要なインフラとなっているが、AIやDXによる新たなイノベーションへの希望に満ちた未来への期待の裏側では、デジタルの開発とそれを維持するために、多大な環境破壊が起こっている事実を綿密な取材を通して暴き出した一冊。普段、何気なく使っている検索エンジンの使用やSNSに写真のアップロードなど、一人の使用はたいしたことではなくても、世界中で利用される電力量は、データセンターを含めて膨大なものとなる。レアメタルの問題もあり、環境負荷をおさえた発展は、大きな課題だと感じた2024/03/17

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