出版社内容情報
ネアンデルタール人の全ゲノム解析、絶滅種の再生――絵空事と誰も信じていなかった古代DNA研究が発展していった背景には何があったのか。映画『ジェラシック・パーク』の裏側にあった知られざる科学とメディアの力の物語。
内容説明
「恐竜は復活できるのか」科学者たちの答えは―奇しくも『ジュラシック・パーク』の大ヒットにより、古代DNA研究は大きな注目を集め、飛躍的な発展を遂げることに。古代エジプトのミイラのDNA、永久凍土から発見されたマンモスのDNA。そして、恐竜復活の日は近いのか?―メディアの報道と大衆の期待が過熱していくいっぽうで、科学者たちは大いなるジレンマを抱き、分裂していく。真実の探究か、名声か。華々しい科学報道の裏にあった研究者たちのジレンマを、多くの証言から赤裸々に明かす。
目次
序章
第1章 『ジュラシック・パーク』以前
第2章 アイデアから実験へ
第3章 限界の検証
第4章 恐竜のDNA
第5章 制約を課す
第6章 汚染
第7章 古代遺伝学から古代ゲノム学へ
第8章 アイデンティティとしてのセレブリティ
第9章 戦略としてのセレブリティ
第10章 ジュラシック・パーク効果
終章 セレブリティ科学としての古代DNA研究
著者等紹介
ジョーンズ,エリザベス・D.[ジョーンズ,エリザベスD.] [Jones,Elizabeth D.]
科学史学者。ノースカロライナ州立大学森林環境資源学部ポスドク研究員及びノースカロライナ自然科学博物館研究員。古生物学及び古代DNA研究の歴史に関する研究に従事
野口正雄[ノグチマサオ]
1968年、京都市生まれ。同志社大学法学部卒業。医薬関係をはじめ、自然科学系の文献の翻訳に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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