出版社内容情報
中東で出会った奇妙な赤ワインにすっかり心奪われた著者は、古代ワインとワインの起源を探す旅に。古代の王たちが飲んでいたワインの味は? ブドウ品種は? ワイン醸造の世界を科学的なアプローチで探訪するノンフィクション
内容説明
記者である著者は、取材で訪れた中東のホテルで、偶然口にしたワインに衝撃を受ける。シラーのようだが、シラーではない。どんなワインとも違う個性。その名はクレミザンワイン―専門家すら聞いたことがないこのワインは何者なのか?「クレミザンワイン」の正体とワインの起源を探すため、中東からコーカサス、地中海地域、ヨーロッパ、アメリカをめぐることに。そこで出会ったのは、遺跡から古代の酒を再現しようとする考古学者、DNA解析で古代品種の再生を目指す科学者、そして個性豊かな醸造家たち―。たった1本のワインとの出会いからはじまった10年にもおよぶ著者の旅が、やがてワイン界に新しい潮流をもたらすことに。
目次
第1部(謎のワイン;古生物学と古代ワイン;クレミザン;イスラエルの忘れられたブドウ品種;ワイン科学者 ほか)
第2部(ゴリアテ、採集体験、そして、見つかった答え;イタリア、レオナルド・ダ・ヴィンチ、自然派ワイン;ワインとフォアグラ;テロワールの科学;帰国、そして聖地のワイン ほか)
著者等紹介
ベゴス,ケヴィン[ベゴス,ケヴィン] [Begos,Kevin]
AP通信、『タンパ・トリビューン』『ウィンストンセーラム・ジャーナル』の特派員、MITナイト・サイエンス・ジャーナリズム・フェローなどを経てフリーランス・ライターに。『サイエンティフィック・アメリカン』『クリスチャン・サイエンス・モニター』『USAトゥデイ』『ニューヨーク・タイムズ』等多くの新聞・雑誌に寄稿。エネルギー、サイエンス、ワイン、環境、生活などをテーマとする。受賞歴も多数
矢沢聖子[ヤザワセイコ]
英米文学翻訳家。津田塾大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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