リバタリアンが社会実験してみた町の話―自由至上主義者のユートピアは実現できたのか

個数:
電子版価格
¥2,640
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

リバタリアンが社会実験してみた町の話―自由至上主義者のユートピアは実現できたのか

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2024年04月28日 20時31分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 381p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784562071555
  • NDC分類 358
  • Cコード C0098

出版社内容情報

ニューハンプシャー州の田舎町にリバタリアン(自由至上主義者)が集団で移住し、理想の町をつくろうとした結果……米国で存在感を増すリバタリアンたちの思想と実践を描き社会に警鐘を鳴らす画期的ノンフィクション。

内容説明

ニューハンプシャー州の田舎町に集団で移住してきた自由至上主義者が、理想の町をつくろうとした結果…米国で存在感を増すリバタリアンたちの思想と暴走を没入型取材で描き出した全米騒然のノンフィクション。

目次

第1部 野生との境界(食べられた猫;厄介な課税;論理的なリバタリアン ほか)
第2部 不揃いな成長(ユートピアの開拓;火災の歴史;牧師は紫がお好き ほか)
第3部 無限の荒廃(猟師の群れ;襲撃のあと;密猟者の攻撃 ほか)

著者等紹介

ホンゴルツ・ヘトリング,マシュー[ホンゴルツヘトリング,マシュー] [Hongoltz‐Hetling,Matthew]
調査報道を専門とするフリーランスのジャーナリスト。ポピュラーサイエンス、フォーリンポリシー、USAトゥデイ、AP通信などに寄稿。2011年ジョージ・ポルク賞、2012年ピュリツァー賞ローカル報道部門ファイナリスト、メインプレス協会ジャーナリスト・オブ・ザ・イヤー賞など数々の受賞歴をもつ

上京恵[カミギョウメグミ]
英米文学翻訳家。2004年より書籍翻訳に携わり、小説、ノンフィクションなど訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

166
ためになった!所はニューハンプシャの森の街グラフトン。リバタリアンのabsintheには耳が痛いが一つの事実。登場するのはレッセフェールどころかただのヒッピー。彼らに街を任せると何が起こるのか。税金に反対することで公共サービスは壊滅。道路は破断寸前、図書館も警察も消防署でさえ事実上の壊滅。熊が放置された結果は重く、やがて人にも被害が。双子のようにそっくりだった隣り合う2つの街、カナンとグラフトン。150年後、商店が並び図書館も2つあるカナンと荒れ放題のグラフトン。両者を分けたものはなにか。2023/08/21

Sam

55
概念として知っていても具体的にイメージするのがなかなか難しい「リバタリアン」。本書を読んで「リバタリアン」がどんな人たちで、何を考えてどんな行動をしているのかが少しはイメージが持てるようになった。本書に登場する「リバタリアン」は人々が自由に生きていたアメリカ黎明期のようなユートピアの再興を夢見て行動を起こすが、「自由」を絶対的に信奉し税金も行政サービスも拒絶する彼らの取組の結果は果たして・・・興味深い本ではあったが、登場人物が多いうえに時を行ったり来たりするのでなかなか勢いに乗って読めないのが難点。2022/03/06

ばんだねいっぺい

31
これは、勉強になる。もし、まちの住民の大半がリバタリアンだったら、どうなるの?というルポ。但し、本書は、無政府主義っぽいリバタリアンの話ではないか。こういう思想の限界の象徴としてアメリカクロクマが出てくるのがおとぎ話めいているが現実だ。2022/06/26

くさてる

27
どんな種類の規則も望まず、税金も政府も求めていない自由主義者たちがニューハンプシャーの田舎町に住み着き、自分たちの理想のコミュニティを作ろうとした顛末と、人間を襲い、人間の思うようにならない野生の熊との関係を描いたノンフィクション。登場人物も多く、なおかつアメリカの政治史や政治に詳しくないので、読み進めるのはなかなか難しかったけど、面白い。理想を現実とするのはほとんどおとぎ話の世界のようで、だからこそちょっと不条理小説のような読み心地もある。ネトフリとかのドキュメンタリーで観たいなと思いました。2022/09/21

belalugosi6997

24
序「こんな(熊)の話が聞きたくて読んでいるんじゃない」と批判的だったが「あれ?熊ちゃんの話題がない」と不満になる。ついに、ドーナツ・レディが熊ちゃんとのほのぼのとしながらも悲しく、刹那さが胸を突き刺す。本来は「銃を突きつけられて政府の言う事を聞くか?死ぬか?と聞かれたら死を選ぶ」ような過激な自由至上主義の翻弄を期待して読むつもりがいつの間にか、なるほど!意外と自然との共存は可能なのだな、と関心させられた(後に後悔)。未だ現代に夢を追いかけるアーミッシュのような地域で繰り広げられる、米帝の広大さを感じた。2022/10/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19217934
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。