出版社内容情報
メッサリナはおじのウィンダミア公爵から、貧民街の出身でおじの裏稼業に従事させられているギデオンとの結婚を言いつけられて愕然とする。だが断れば亡き父が残してくれた持参金も奪われてしまう。そこで、結婚して一か月後にギデオンから持参金の一部を受け取ることを条件に結婚を承諾することにした。財産を得たのちにはアメリカに逃げる算段だ。始まった契約結婚は意外にも……
内容説明
妹と馬車で旅をしていたメッサリナは、叔父である公爵の部下ギデオンに、さらわれるようにロンドンへ連れていかれる。ギデオンはナイフ試合で生計を立てていたところを公爵に拾われ、時には不法な仕事に手を染めている人物で、彼女は反感を抱いていた。メッサリナが到着するやいなや、叔父は彼女にギデオンとの結婚を命じる。そして断れば妹と彼を結婚させるとも。逆らうことは難しく、亡くなった父が彼女に残した持参金も奪われると悟ったメッサリナは、ギデオンとある取り決めをして、形だけの結婚を承諾することにした。頃合いを見て妹を連れ、逃げ出すつもりで。一方、公爵に仕えはじめた時からずっと、メッサリナに密かに思いを寄せていたギデオン。ふたりの思惑はやがて意外な方向へ…甘く危険な駆け引きのゆくえは!?
著者等紹介
ホイト,エリザベス[ホイト,エリザベス] [Hoyt,Elizabeth]
イリノイ州中部に、夫と二人の子供と犬とともに暮らす。USAトゥディ紙のヒストリカル・ロマンス・ベストセラー作家。ジュリア・ハーパー名義でコンテンポラリー・ロマンスも執筆。米国最大のロマンス・レビューサイト「All About Romance」において2006年度の最優秀新人作家賞を受賞し、デビュー作『あなたという仮面の下は』(“The Raven Prince”)はMost Luscious Love Storyに選ばれたほか、ロマンティック・タイムズ誌のレビュワーズチョイス賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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たまきら
菫子