出版社内容情報
アートギャラリーの新たな門出を祝うために開かれた、「蜂蜜」がテーマの野外のお茶会。そこに防護服を着こんだ養蜂家が現れ、楽しい演出かと期待したのもつかのま。突然、養蜂家が謎の白いガスをまきちらし、悲劇が起こる!
内容説明
野花が咲き誇る公園で開かれた日曜日のお茶会。この会で芸術愛好家やアーティストをもてなして、ビジネスチャンスをつかもうとしているギャラリーオーナーのために、セオドシアは美味しいお茶と料理で一肌脱ぐことに。お茶会のテーマは「蜜蜂」で、若きシェフのヘイリーが作り出すこの日の料理は蜂蜜づくし。でも、養蜂家のサプライズ登場までは用意していなかったはず!?なのに突然会場に現れた防護服姿の養蜂家に、何も知らない客たちは大喜び。そして次の瞬間、養蜂家が謎の白いガスを会場にまきちらし、混乱の最中、一発の銃声が!養蜂家が逃走するのを目撃したセオドシアは危険をかえりみず追いかけるが…。
著者等紹介
チャイルズ,ローラ[チャイルズ,ローラ] [Childs,Laura]
広告代理店でライター兼プロデューサー、さらに自らが設立したマーケティング会社のCEO兼クリエイティブ・ディレクターを務めたのち、シナリオライターになる。その後ミステリ作家を目指し、2001年に〈お茶と探偵〉シリーズ1巻『ダージリンは死を招く』でデビューし、人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みにみに
13
お茶と探偵シリーズ㉖野外のお茶会から始まるワクワク感を早々にぶち壊す毒ガス殺人者。防護服で正体不明の犯人を探し始めるセオドシアの危険を顧みないお騒がせ探偵活動が炸裂。彼女が雑な推理と疑いを警察に話したせいで取り調べを受けた人間が激怒してお茶会に乗り込んでくるのも毎回のお約束になってるような。強制的に巻き込まれるドレイトンの方が可哀想な目に遭ってるし…。よくいつまでも付き合ってくれるもんだよ。でもお茶も料理も魅力的で読んでしまうんです。今回は京都の描写まで出てきたことにちょっと感動。作者さん行かれたのかな。2025/04/19