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15歳の寺子屋
森をつくる

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  • サイズ B6判/ページ数 98p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062176798
  • NDC分類 K652
  • Cコード C0095

出版社内容情報

10代で北極探検、20代でエチオピアの国立公園長、そして日本で自ら森をつくったニコルさんが伝える、未来に遺したい日本の自然。作家、環境保護活動家として活躍し、’95年には日本国籍を取得したC・Wニコル氏。氏が黒姫に蘇らせた「アファンの森」は2011年に25周年を迎えました。
自然豊かな英国ウェールズでの幼少期をバックグラウンドに、17歳で極地探検、大学時代はレスラーとして活躍、エチオピアの国立公園長、そして日本へ、と世界を渡り歩きます。
日本の自然の豊かさに心打たれ、自然保護運動に精力を傾け、ついには私財を投じて「アファンの森」を作ります。
氏の半生はファンタジックな冒険に満ちており、だれもが胸おどらせるようなエピソードに彩られています。
氏の人生そのものであり、「冒険」「環境保護」「出会い」「希望」「葛藤」「心・魂」といった多くの人の心に響くキーワードが結実している「アファンの森」について書くことで、氏の冒険に満ちた半生、森のたのしさ、世界的に見ても際だつ日本の自然のすばらしさなどを、子どもに伝えていきます。

はじめに
1章 冒険に明け暮れる少年
2章 日本の自然はすごい
3章 アファン・アルゴードの奇跡
4章 森をつくる
5章 ウェールズ系日本人
6章 未来への遺産
おわりに


C・W ニコル[シーダブリュ ニコル]
著・文・その他

内容説明

森づくりは未来づくり。世界の大自然を見てきた男が伝える、日本の自然のすばらしさ。

目次

1時間目 ウェールズ系日本人として
2時間目 夢が支えてくれた少年時代
3時間目 日本の自然はすごい
4時間目 人の手で奇跡は起こせる
5時間目 ニコル流森のつくり方
6時間目 自然とともに暮らすということ
7時間目 森は未来への遺産

著者等紹介

ニコル,C.W.[ニコル,C.W.] [Nicol,C.W.]
作家、環境保護活動家、探検家、C.W.ニコル・アファンの森財団理事長。1940年、英国の南ウェールズ生まれ。1962年に初来日。1986年より、荒れ果てた里山を購入し、「アファンの森」と名付け再生活動をはじめる。1995年7月、日本国籍を取得。2002年、「一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団」を設立する。2005年、英国エリザベス女王より名誉大英勲章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モリー

45
豊かな森には程よく光が差し、小鳥が舞い、動物が棲んでいる。多様な命が輝く場所が、森のあるべき姿なのだと強く感じました。諸外国に比べて日本にはまだ森があるではないかと呑気に構えていたら大間違い。日本には杉などの針葉樹が植林されたものの、手入れされずに放置された山が沢山あります。私の住む地域でもそうした山がばかりです。そうした山を里山として再生させることは喫緊の課題ではないか。手入れされない森は暗い。手入れされた里山は遠目にも明るく表情も豊かだ。山が笑うという言葉が死語にる日が来ない事を願わずにはいられない。2019/06/07

びわこっこ

37
伊吹山の保全活動に参考になると思って読んでみた。ニコルさんが自ら買った土地に森をつくる話は、スゴイと思ったし、参考になった!何からスタートしたらいいかが、わかった。植林は、よく行われているけれど、育林が難しい。一人ではできないけれど、仲間を募って、実践して行きたい。薬草の宝庫、伊吹山の再生に向かて、頑張るぞ!💪👌🤗2025/03/29

sui

26
『日本の森で絶滅した動物がいる。それは人間の子どもだ』の言葉に衝撃を受ける。でも否定できない。この本には、日本人が気付かないまま壊そうとしているもの、失いつつあるものの尊さについて切々と綴られている。ただ自然を残すだけではダメになってしまう。森をつくるということは、木や植物は勿論、ほかの動物や虫たち、そして人間をつくることにも繋がる。子どもの成長にも森は大きな力をくれる。ニコルさんが大切に思ってくれているのは森や自然だけでなく日本の文化や日本人、日本そのものだと感謝の気持ちでいっぱいになる。2017/02/22

けんとまん1007

19
森づくりは未来づくり。そのとおり。ボランテイアとして富山県有林を中心に、森林整備をやりはじめて7年近くになることもあり、ニコルさんの思いが痛いほどわかる。日本の森の現状と環境。その一方で、○十年という単位でものごとを考えるということも、すこしずつだが、自分のものになってきているとも思っている。人とはいったい何なのか?ということを考えると、自然とものの見方・考え方も変わってくる。そして、基本的なことは、評論家ではなく実践すること。そして、広く感じることだと思う。2014/12/30

わたし

13
自然音痴という言葉を初めて聞いた。確かに、私も自然音痴だと思う。小さいころ合った森や田んぼが今はもう違うものになってしまった事を当たり前の事として受け止めてしまっていた自分がいて、唖然としました。そうだ、100年先に今いるここだって森にできるんだ。著者は日本にあった幽霊森と呼ばれた鬱蒼とした森を明るく生き物のいる開かれた森にし、森を守る活動を長年されている方です。動物のいるのが当たり前の森へ遊びにいける環境を考えるきっかけになりました。お勧め。2013/06/15

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