出版社内容情報
屈指の大富豪ドルシラ夫人の屋敷で、クリスマス・パーティーのケータリングを任せられたセオドシア。夫人がこのパーティの真の目的をセオドシアにこっそり打ち明けた直後、ひと気のない廊下で何者かに襲撃されてしまい......!?
内容説明
チャールストンの街で屈指の富豪として知られるミス・ドルシラから、クリスマスパーティのケータリングを任せられたセオドシア。美しい音楽にシャンパンの泡が弾ける音、そしてうっとりするようなスイーツが並び、紳士淑女たちが集う華やかなパーティは大成功。気を良くしたドルシラは、このパーティの真の目的をセオドシアにこっそり打ち明けた。ところがその直後、ひと気のない廊下でドルシラは何者かに襲撃され、命を落としてしまう。これまで慈善活動に身を捧げてきた、尊敬すべき偉大な女性に誰がこんなひどい仕打ちを?「最後の貴婦人」と称されたドルシラの無念を晴らすべく、セオドシアは真犯人をなんとしても探し出すことに。
著者等紹介
チャイルズ,ローラ[チャイルズ,ローラ] [Childs,Laura]
広告代理店でライター兼プロデューサー、さらに自らが設立したマーケティング会社のCEO兼クリエイティブ・ディレクターを務めたのち、シナリオライターになる。その後ミステリ作家を目指し、2001年に(お茶と探偵)シリーズ1巻『ダージリンは死を招く』でデビューし、人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aoringo
68
シリーズ23作目。富裕な夫人がクリスマスパーティーの最中殺害された。犯人と、屋敷から消えたルノワールの絵の行方を追うセオドシア。当てずっぽう推理なのだけど、行動力だけはあるので毎回危ない目にあう。ティーショップでのお茶会はとても素敵で、美味しい紅茶とスコーンで優雅に過ごしたくなりました!2024/12/20
きょん
12
クリスマスシーズンの先駆けとして富豪の老婦人宅のパーティーでケータリング中に件の富豪婦人の殺害事件が発生。例によってさまざまなお茶会イベントが目白押しの最中に犯人捜しを依頼されるセオ。今回はビクトリア朝のお茶会が面白そうだった。推理は完全に余談になってるのもいつも通り。2022/12/10
みにみに
8
お茶と探偵㉔やっっと最新刊に到達。魅惑のクリスマスがチャールストンを彩り、セオドシアのティーショップもクリスマス仕様の大規模なお茶会を開催予定。それなのにやっぱり発生する殺人事件。お茶会の準備をしながら、クリスマス色溢れる歴史地区を歩きながらの荒唐無稽な推理も健在。ゴリ押し女王デレインの無茶苦茶な頼み事を引き受けたことがまさかの助けになるとは意外だった。ミステリーはともかくどうしてもお茶会や街並みの雰囲気が好きで読んでしまう。そしてヘイリーの作るスコーンを食べてみたくなる。2023/03/18
Yuffy
2
★★★☆☆2025/05/01
蘖
1
クリスマス時期に読みたくてずっと寝かせておいたけど、あまりクリスマスらしさはなかったかなー。とはいえお茶会は素敵だし普段のお店も美味しそうで、しかも今回はティドウェル刑事が担当なので食べるシーンが多くて良いです。ドレイトンとの食事も素敵だし、セオドシアは恋愛向きじゃないのかも、なんて考えてます。2024/12/13
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