出版社内容情報
クリスマスの演劇公演。主役は町一番の気むずかし屋。舞台上に倒れこむ迫真の演技を見せていたが、それは演技などではなく……。
内容説明
町じゅうが楽しみにしているクリスマス劇の上演まであとわずか。町の素人役者たちもドキドキしながら稽古を重ねていた。主役に抜擢されたのは、町一番の気むずかし屋と言われるアラン。その日はリハーサルにもかかわらず、舞台上に倒れこむ迫真の演技で会場を沸かせていた。でも、何かがおかしい。台本では幽霊役が立ち去ったあと、彼は起き上がるはずなのに…。裏方として舞台袖に控えていたスザンヌは異常事態に気づき、あわてて駆け寄ったものの時すでに遅し。アランは腹部を刺され、息絶えていた。舞台上で堂々と主役の命を奪うという、大胆不敵な犯行に劇場内は騒然。そればかりか、事件の目撃者たちは口々に「幽霊による犯行」と保安官に言い募り…!?
著者等紹介
チャイルズ,ローラ[チャイルズ,ローラ] [Childs,Laura]
広告代理店でライター兼プロデューサー、さらに自らが設立したマーケティング会社のCEO兼クリエイティブ・ディレクターを務めたのち、シナリオライターになる。その後ミステリ作家を目指し、2001年に“お茶と探偵”シリーズ1巻『ダージリンは死を招く』でデビューし、人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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aoringo
66
久しぶりに読んだコージーミステリ。殺人事件が起きても推理する要素が全くないから、ラストに犯人が自滅するのを待つという、本格ミステリが好きな人には退屈なのかもしれない。自分は謎解きなんてできないから、海外の日常が知ることができて楽しめた。出てくるお料理もみんなおいしそう。食事は野菜多めのヘルシーだけど、デザートはこってり。カフェに本屋と編み物のお店が併設されているのはやっぱりいいな。2019/08/01
きょん
15
コージーミステリで良くネタになる、街の住人たちが劇を上演するコミュニティ劇団の練習中に殺人事件発生。普通に殺された人間の利害関係を追って行けばあっさり解決しそうな犯人なのに、保安官が見当違いな容疑者に固執してるから新たな被害者と放火などの犯罪被害が出たんじゃないかと思う。とはいえこのシリーズにミステリ要素を求めるのが間違いなんだろうな。クリスマスにプレゼントをもらえない子供たちの為におもちゃを集める「トイ・ドライブ」は素敵だと思った。2019/05/14
Naoko Takemoto
11
このシリーズも初めの3作ぐらいまでは好ましく思っていたが、巻を重ねるごとに田舎町の女実業家として成功しているスザンヌの大将感に嫌気がさしてきた。良くしてくれる男性と思いを同じにしていることがわかったところでシリーズ終了するか、恋愛成就したがやっぱり別れました~と続くぐらいがいいと思う。劇練習中の殺人とセンセーショナル(笑)な始まりだったが、その後の展開がチープ。サムの診療所に乗り込んでいって「私は婚約者よ!サムを出して!」と仁王立ちも苦笑。うーん、娯楽なのはわかっているけど最近のコージーはレベルが低い。2019/08/06
寧々子
5
感想が不満しかない・・・(^_^;) 2019/06/18
Norikko
4
主人公よりもトニとペトラのほうが好きになってきた感。2019/08/21