出版社内容情報
殺人事件の真相を探るクレアは、金の鍵のネックレスを手がかりに、おとぎ話よりも不思議なNYの裏世界へと足を踏み入れることに!秋のおとぎ話フェスティバル〉で、ピンク・プリンセスに扮した女性がまるで眠り姫のように意識不明の状態で、森の中から発見された。続いて、レッド・プリンセスも何者かに命を奪われてしまった! 二人が共通して持っていたのは「金の鍵」のネックレス。これが秘密の高級クラブの通行証だと突き止めたクレアは、おとぎ話よりも不思議で危険な、NYの裏世界に潜入することになり……!?
クレオ・コイル[クレオコイル]
小川敏子[オガワトシコ]
内容説明
昔懐かしいおとぎ話をテーマに、秋のフェスティバルがNYのセントラル・パークで開催された。ところが、ピンク・プリンセス役の女性が「眠り姫」さながら、昏睡状態で森の中から発見されて大騒動に。まもなく逮捕されたのは、マテオ!元夫の逮捕に気が気でないクレアは、必死に真犯人につながる手がかりを探し、被害者の持っていた「金の鍵のネックレス」が秘密の高級クラブの通行証だというところまで突き止めた。事件にNYの超有名レストランが関与しているのは間違いないのに、あと一歩のところで真相に近づけない。そこでクレアは、エチオピアのシャーマンから仕入れたという不思議なコーヒー豆を切り札に使う。そのコーヒーが持つ特別な力とは…!?NYのセレブな裏世界は、おとぎ話よりも不思議で危険がいっぱい?人気シリーズ第14弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
107
14作目、おとぎ話がモチーフ。趣向を凝らしたコーヒーや料理、コスプレ、飾りつけなど、いつにもまして楽しい。でも、魔法のコーヒーで幻覚を見て推理するというのは反則ワザだと思う。事件はかなり根深く、国際的なスケールの問題をはらんでいる。クレアももう「巻き込まれ」というより覗き見が過ぎて自業自得と思わないでもないが、推理より恋愛関係が気になるところ。いよいよ転機を迎え、次巻はどうなるのかな?2016/08/22
くまこ
26
シリーズ14作目。毎回ストーリーが面白く、600頁の厚さなのに飽きずに読了です。次回はワシントンが舞台!積読本をやっと消化し、新作に追い付けました。発売が楽しみです。2017/08/28
み
26
さくさくと♪厚かったが飽きずに読めた今作、かなり好きかも、不思議なコーヒーにスパイ盛り過ぎでお腹いっぱい。最終作でもおかしくない最後でしたが、次作はあるのかな?2017/02/07
寧々子
17
秘密クラブや摩訶不思議なコーヒーなどの描写が想像力をかきたてますが、いちばん気に入ったのはテーマパーク型のレストラン♪ クレアはマイクから決断を迫られながらもマテオを助けるために頑張りましたね! 事件の真相は見抜けなかったけど、犯人は登場して間もなくこの人かなぁと思っていた人でした。 当たったのは嬉しいけど、この人だったんだ!って驚きが欲しかったなぁ~2018/06/09
きょん
14
魔法のコーヒー豆は、違法薬物とすれすれの様な気もするけど、色々な国の料理やドリンクが美味しそうだった。次の舞台はワシントンDCかな?2016/09/27