出版社内容情報
アンティークの拾い屋ジェーンは、ついにお宝を引き当てた!
とある老婦人の家の処分セールで、グラスやシェイカーなど、貴重な酒場グッズを手に入れたのだ。
ところが持ち帰った瓶のなかから、なんと男性の親指の標本が!
またもや事件に巻き込まれてしまったのかしら!?
ジェーンは拾い屋のタブーを破って売り主の老婦人に事情を訊きにいくことにするが……!?
内容説明
アンティーク雑貨の拾い屋ジェーンはついてにお宝を引き当てた!とある老婦人の邸宅でひらかれたハウス・セールで、グラスやシェイカーなど、年代物の貴重な酒場グッズを手に入れたのだ。居酒屋の娘として育ったジェーンにとっては、どれも子どもの頃の思い出がよみがえる懐かしい品々。ところが、持ち帰った戦利品をほくほく顔できれいに洗っていると、そばにいた夫と息子の顔が凍りついた。その視線の先をたどると、なんと持ち帰ったガラス瓶のなかに、男性の親指が!わたしったら、またお宝でなく事件を掘り起こしちゃったの!?ジェーンは拾い屋のタブーを破って、売り主に事情を訊きにいくことに。すると出迎えてくれたのは、とても風変りな老婦人で…。
著者等紹介
フィファー,シャロン[フィファー,シャロン] [Fiffer,Sharon]
シカゴ近郊部在住。ライターの夫とアメリカ文学の追想録を共編。ノンフィクションを2冊執筆したのち、『アンティーク雑貨探偵』シリーズで小説デビューし、人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
椛
15
2巻になったら読み慣れて楽しめるかとは思ったけど、やっぱり私にはこのシリーズは合わないかもしれない。 事件だけで考えると1巻のほうが面白かったかも? このまま4巻まで読もうかと思ったけど、ちょっと疲れたので他の本を挟んで休憩しよう。 ただ、ネリーの誘拐犯への仕打ちにはちょっと笑った。2024/09/15
はるき
10
アンティークに関する薀蓄が凄い。恋で離婚したわけだけど、一番大事なのは仕事かなってくらいのワーカホリックだ。負けず嫌いで気が強い。仕事と家族生活の両立に苦戦してイライラ。ん?これってリアルな女性像かも?2015/09/30
こーらすまま
5
たまたま入ったガレージセールでパブの備品をまるごと買ったらなんと瓶詰めの指が!おまけに何の因果かカンカキーの酒場を長年揺すっていたガスが指なし死体で発見された。ティムからも探偵となったオーからもパートナーとして誘われ、大忙しのジェーン。今ちょうどミステリーチャンネルの『ガレージセールミステリー』を見てるのよ。シンプルな暮らしを目指してるけど、蚤の市とか行きたくなる。2024/01/24
寧々子
4
読み始めてまず思ったのは・・・読みづらい! 何だかやたら登場人物達が物思いにふけるので物語の流れを止めてる気がする。 個人的な想い出の品、つまり売り物にならない物まで熱心に買いあさり、その雑貨が持つエピソードを夢想するジェーンに魅力を感じない。 しかもホルマリン漬けの指が入っている瓶に愛着を感じるなんて理解できない~ 事件の真相にも興味が湧かないまま読了したので、このシリーズは私には合わないかも・・・2013/03/09
蘖
2
キャラも文章も好きなんだけど、ストーリーが面白くないという困った作品。両親の古い写真が見つかるくだりなんてワクワクしたんだけどなぁ。前作よりも母ネリーが好きになりました。どんだけマイペースなの!2014/07/15