出版社内容情報
森や野原、小道や生垣にひっそりとなり、『森の生活』のソローが「神々の食べ物」と呼んだベリー。さまざまな種類の特徴から、採集と利用、栽培、伝承や芸術、健康効果まで、ベリーの魅力を探訪する。カラー図版約100点。
内容説明
森や野原、小道や生垣にひっそりとなり、『森の生活』のソローが「神々の食べ物」と呼んだベリー。さまざまな種類の特徴から、採集と利用、栽培、伝承や芸術、健康効果まで、ベリーの魅力を探訪する。カラー図版約100点。
目次
序章 地上に現れた最初の果実
第1章 真のベリーと偽のベリー
第2章 ベリーの文化
第3章 暮らしのなかのベリー
第4章 交配の歴史
第5章 ベリーの保存食
第6章 世界のベリー事情
著者等紹介
ディッケンソン,ヴィクトリア[ディッケンソン,ヴィクトリア] [Dickenson,Victoria]
博物館や美術館勤務を経て、現在は歴史家、キュレーター、フリーのコンサルタントとして活躍
富原まさ江[トミハラマサエ]
出版翻訳者。『目覚めの季節~エイミーとイザベル』(DHC)でデビュー。小説・エッセイ・映画・音楽関連など幅広いジャンルの翻訳を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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くさてる
17
「食」の図書館シリーズと出版社は同じだけど似て非なる、こちらは「花と木の図書館」です。でも、ベリーとなると食の図書館ぽい。カラー図版も多く楽しめますが、果樹の収穫で搾取された人々の記述には辛いものもありました。ベリーそのものには罪はありません。それだけ求められてきたもおだということですね。たくさんの種類のベリーについて知ることができました。2022/07/06
元気伊勢子
7
バナナやキウイもベリーの仲間と知り、驚いた。ベリーの仲間は、幅広い。ベリーが身近にあるのは羨ましくなった。花と木の図書館シリーズは、読んでいてとても面白いし、ためになる。ソローが頻繁に登場するので、読みたくなった。2024/08/03
takakomama
1
イチゴ(ストロベリー)、ブルーベリー、ラズベリーなどベリー類の種類の多いこと! ベリーはスーパーフード? 欧米の人々はベリーをたくさん食べてるようです。栄養があって、身体に良い食べ物も、食べ過ぎには気をつけたほうがいいかな。 2024/11/14
茅野
1
同シリーズ6冊目。『オネーギン』の「ベリー摘みの歌」に思いを馳せつつ(本書内に言及が無かったのは少し寂しいところ。案の定、『アンナ・カレーニナ』はヴァレーニエについて言及あり)。 都市の生まれ育ちなので、ベリー摘みの経験などあるわけもなく、この素朴な体験に羨ましさを感じてきたが、現代では地域を問わず全てが産業化済とのことで、ある種の虚しさを感じる。 52pの「わが個」は「わが子」の誤植か。2023/08/12
お抹茶
0
ベリーは土地を耕さずとも育ち,食べる前に加工する必要もないことから,有史以来,ベリーが計画的に栽培されたことはほとんどなかった。文化誌とあるように,ベリーがどのようなイメージを持たれてきたかということや,どのように商品として流通するようになったかがわかる。2022/03/08