出版社内容情報
19世紀に大流行した疫病――肺結核はいかに都合よく解釈され、ファッションや美の観念まで変えたのか。詩人キーツやブロンテ姉妹など若者を襲った病の歴史とファッションとの深い関係、美と健康の矛盾を図版とともに解説。
内容説明
19世紀に大流行した不治の病―肺結核はいかに美や死の観念を変えたのか。病症を真似る有害なファッション、病を美化する新しい文学―「疫病と文化」の矛盾に満ちた関係を豊富な図版とともに解説。
目次
第1章 病気へのアプローチ
第2章 肺病の興味深い症例―家族の問題
第3章 興奮が招く肺病―病気の原因と文化
第4章 道徳、死亡率、理想化された死
第5章 家庭のなかにいる死の天使
第6章 悲劇と結核―シドンズ家の物語
第7章 死んでも美しくありたい―おしゃれな肺病患者
第8章 自尊心の苦悩―衣装と肺病
エピローグ―おしゃれな肺病患者の終焉
著者等紹介
デイ,キャロリン・A.[デイ,キャロリンA.] [Day,Carolyn A.]
アメリカ、サウスカロライナ州にあるファーマン大学の歴史学准教授。ルイジアナ州立大学で歴史学の学士号と微生物学の学士号、ケンブリッジ大学で歴史学と科学・医学史、哲学の修士号、テュレーン大学で英国史の博士号を取得。初の著書となる『ヴィクトリア朝 病が変えた美と歴史』では歴史、医学、病の分野が重なるテーマにスポットを当てた
桐谷知未[キリヤトモミ]
東京都出身。南イリノイ大学ジャーナリズム学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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