出版社内容情報
アマビエの流行を受けて、海の幻獣に対する関心が高まっている。リンネによる人魚の解剖記録とは? 興行師バーナムの「偽人魚」と日本の関係は? 美術、建築、科学、見世物、映画などさまざまな点からマーメイドの秘密に迫る。
内容説明
ギリシャ神話に遡る起源から現代のシンボルまで、西洋と東洋の人魚の歴史と互いの影響関係をくわしく解説。なぜ人魚は女性ばかりなのか?分類学者の父と呼ばれたリンネが記した人魚の解剖記録とは?興行師バーナムが起こした「偽人魚」事件は日本と関係があった?時代背景とともに人魚像や人魚の役割は変遷したが、人類の文化の周辺には常に人魚の存在があったことを神話・宗教・科学・資本主義等の多様な角度から検証し、多彩な図版とともにみてゆく。
目次
第1章 中世の怪物
第2章 新たな世界、新たな不思議
第3章 啓蒙時代の試み
第4章 フリークショーとファンタジー
第5章 現代のマーメイド
第6章 世界の海へ
著者等紹介
スクリブナー,ヴォーン[スクリブナー,ヴォーン] [Scribner,Vaughn]
セントラル・アーカンソー大学の歴史学の准教授。アメリカの初期の歴史をグローバルな観点から研究している。特に、アメリカにおける英国人の位置づけに関心がある
川副智子[カワゾエトモコ]
早稲田大学文学部卒業。翻訳家。訳書多数
肱岡千泰[ヒジオカチヒロ]
大阪府生まれ。京都大学総合人間学部卒業。文化人類学専攻。映画配給会社を経て、特許事務所に勤務。2015年より翻訳専門校フェロー・アカデミーで学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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