出版社内容情報
狙撃の本質をふまえたテクニックと戦術の発達史。「狙撃の世界」の装備、戦術、スナイパーに関する詳細な歴史と分析。探求するのは命中精度から監視・測距のための最新型の電子補助装置まで幅広く収録。
内容説明
狙撃のテクニックと戦術の発達史のすべて!「狙撃の世界」の装備、戦術、狙撃手にかんする詳細な歴史と分析。探求するのは命中精度から監視・測距のための最新型の電子補助装置と幅広い。銃の第一人者が書いた狙撃の歴史の決定版!
目次
プロローグ 弓から弾丸へ
第1章 ライフルとサイト 狙撃手には何が必要か?
第2章 内戦と植民地戦争 狙撃手の誕生
第3章 第一次世界大戦 狙撃手の成熟
第4章 世界地図の再作成 狙撃手の受難ふたたび
第5章 名声をきわめる 冬戦争から朝鮮戦争まで
第6章 現代の狙撃手 ライフルとスコープの性能向上
エピローグ 狙撃手の資質とは?
著者等紹介
ウォルター,ジョン[ウォルター,ジョン] [Walter,John]
1951年、イギリスのグラスゴーに生まれる。火器関連の著書にかけては、世界でも指折りの多作な作家。70冊以上におよぶ著作があり、翻訳された国は10か国を超える
角敦子[スミアツコ]
津田塾大学英文科卒。軍事、政治、歴史など、幅広いジャンルのノンフィクションの翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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inarix
11
図説と銘打っているが、図説というほどの資料は載っていない。狙撃の歴史、といっても銃の発明…大砲のミニチュアからマスケット銃、フリントロック式のベーカー・ライフル、その先へと長足の進歩を辿る過程。より遠くへ弾丸を打ち出す仕組みの発展が望遠レンズをより高性能に進化させる。内戦と植民地戦争が遠距離狙撃の有用性を証明し、そして戦争の中で狙撃手たちは成熟していく。形状がよくわからない昔の銃の部品の専門用語が普通に頻出するので、すごく詳しいわけでもない人はぜひネットで図説を調べながら読み進めてみて。その過程が楽しい2022/02/27