出版社内容情報
いまだ世界一の強国にとどまっているとはいえ、アメリカはとくに社会が深部で変化する時代を通過しており、国際舞台での立ち位置が問いかけられている。120点以上の地図とグラフから、神話と現実で対照をなすアメリカが浮き彫りになる。
内容説明
120点以上の地図とグラフから、神話と現実で対照をなすアメリカのポートレートが浮き彫りになる。アメリカ先住民から西部開拓時代まで―暴力のなかで生まれた国の激動の歴史。資本主義のリーダーとしての完ぺきな富―アグリビジネス、エネルギー源、イノベーション、知識経済、大学…。人種差別、社会の緊張、武器、肥満―「アメリカン・ウェイ・オブ・ライフ」の裏の顔。激化する経済競争と、明らかになった軍事的失敗―巨大なアメリカはまだ世界を支配しているのか?
目次
国の誕生と確立(コロンブス発見前のアメリカから独立まで;大陸帝国の設立;連邦制度と連邦を形成する州の権利;移民の国―褐色のアメリカへ;地方の分断;進む都市化;小さな町の抵抗と「その他のアメリカ」;アメリカ式「ディアスポラ」)
大国の矛盾(自由主義とグローバル化;移民の流れの管理と選別;アグリビジネスと家族経営型農場;労働者の世界は終わり、しかし製造は別の形で続く;知識経済と公共イノベーション;消費大国とエネルギー源;リスクの高い国土)
アメリカン・ウェイ・オブ・ライフとその裏側(ホーム・スイート・ホーム―個人住宅の理想;車社会―移動の多いアメリカ人;食生活は過剰か欠乏;郊外化と都市の拡大;貧困と不平等;マイノリティと隔離;宗教、アイデンティティのしるし;公共スペースと私的スペース;アメリカ人のヴァカンス;ギャンブルの地理;銃社会―か安全武装する国アメリカ;分断する政治的見解;機能不全におちいった民主主義)
アメリカはまだ世界の憧れか?(アメリカ文化の価値は下がったのか?;弱体化する国際貿易のリーダー;アメリカの軍事組織;世界に対するアメリカの軍事力投射;トランプ流アメリカ外交政策(2016―2020)
メキシコとの関係の中心にある移民問題
キューバとの国交正常化に向かって
アラスカは最後のフロンティアか?)
付録
著者等紹介
モンテス,クリスティアン[モンテス,クリスティアン] [Mont`es,Christian]
地理学者。リヨン第2大学教授。UMR 5600 EVS(環境、都市、社会にかんする各分野最高レベルの研究者組織)ならびにLabex IMU(都市社会のインテリジェンスにかんする最高研究所)の研究者。専門はアメリカの公共スペースと縦割型都市
ネデレク,パスカル[ネデレク,パスカル] [N´ed´elec,Pascale]
地理学の教授資格者で博士。都会と社会の地理学を研究。専門はアメリカの都市で、博士論文のテーマはラスヴェガス大都市圏(レンヌ大学出版から出版)。現在、パリの名門リセ・ジャンソン・ド・サイイで教鞭をとる
鳥取絹子[トットリキヌコ]
翻訳家、ジャーナリスト。著書・訳書多数
シュス,シリル[シュス,シリル] [Suss,Cyrille]
フリーのカルトグラファー。「地図で見る」シリーズでは、ほかにも多くの地図を作成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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