出版社内容情報
「どうしても人はお金に目がくらむ」そして「騙されつづけた歴史が教訓になっていない」。さまざまな金融詐欺事件や歴史を動かすほどの詐術について紹介し、こんどこそ「教訓」となるように、かなしき「人間の性」をあきらかにしていく。
内容説明
投資詐欺にインサイダー取引、ネズミ講、贋作売買…頭のどこかでわかっていても「わたしは大丈夫なはず!」となぜか思い込んでしまう。
目次
奇跡を売ってくれる人はいない
何でも売る方法
手っ取り早く稼げるお金
知ってのとおり、これが世界の終わり
巧妙なごまかし
成功を受け入れられないとき
詐欺が繁盛するとき
新技術の誘惑の言葉
「チャンスを逃すことへの不安」は人を誘惑する力になる
タイプ1のペテン師
タイプ2のペテン師
知性に騙される
あなたはどれほど騙されやすい?
いちばん騙されやすい人
金融詐欺の6つの兆候
著者等紹介
カールソン,ベン[カールソン,ベン] [Carlson,Ben]
リソルツ・ウェルス・マネジメントの機関投資家向け資産運用ディレクター。金融に関するブログやポッドキャストを立ち上げて人気を博している
岡本千晶[オカモトチアキ]
成蹊大学文学部英米文学科卒業。翻訳家。翻訳書多数。吹替を中心に映像翻訳にも従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
2
奇跡を売ってくれる人はいない プラセボ効果 相関関係≠因果関係 何でも売る方法 だれもがセールスマン 手っ取り早く稼げるお金 知ってのとおり、これが世界の終わり 認知的不協和 わからないことの価値 巧妙なごまかし バッド・ブラッド 成功を受け入れられないとき 2度金持ちにならない 詐欺が繁盛するとき 新技術の誘惑の言葉 チャンスを逃すことへの不安は人を誘惑する力になる タイプ1のペテン師 タイプ2のペテン師 知性に騙される あなたはどれほど騙されやすい いちばん騙されやすい人 金融詐欺の6つの兆候2021/04/16
茶坊主
1
取り上げられているのは 近代から現代までの有名な金融詐欺事件 それらから騙される人の心理 騙す人の傾向が語られる こうしてみると 詐欺の手法って昔からそれほど変わってない それでも騙されるのは、人もまた あまり進歩してないってことかしらね 最後の章は「詐欺にあわないための指南」という感じ 親切だ 2023/06/29
りんご
1
はじめは古今東西おもしろ金融詐欺の歴史のような本かな、だけど有名な事件が多いから意外と知ってるなーと思いながら読んでいたが、不確実性に直面した時の場合のプロセス指向のアドバイスがとても有用だった。元FRB議長のグリーンスパンが「騙されやすさの歴史」という本を上梓した月に多額の投資をしていたマドフのスキームが明らかになったのはドキュメンタリーでも見たが、よくできすぎている逸話ですごい。2022/09/22
多読多量連投が日課だった
1
図書館本だがタバコのにおいが強くて精読出来なかったorn2021/05/15
akanishi
0
同じような話が何回か出てくる。なぜこんなのに騙されるのだろうか、私はだいじょうぶだ・・・と思う人も騙される、とのこと2022/06/03