ロード・オブ・ザ・リング―トールキンとアラン・リーのファンタジー・イメージ画集

リー，アラン【著】〈Ｌｅｅ，Ａｌａｎ〉/山本 史郎【訳】

原書房（2020/04発売）

• サイズ B5判／ページ数 202p／高さ 26cm
• 商品コード 9784562057122
• NDC分類 726.5
• Cコード C0098

出版社内容情報

『指輪物語』や『ホビット』をはじめとするトールキンの挿絵を手がけ､映画「ロード・オブ・ザ･リング」の製作にもかかわった、現代を代表するファンタジー画家として高い評価を受けているアラン・リーが、その世界のイメージをあますところなくデッサンで表現した傑作画集！

内容説明

トールキン・ファンタジーがくりひろげられる壮大な世界！トールキンのヴィジョンをみごとに表現してきたアラン・リーの想像力のすべてがここにある！本書のために描かれた作品もふくめ、１５０以上の豊富なスケッチとカラーの水彩画が掲載された決定版画集！

目次

ホビットについて
墳墓、そしてブリーの民
さけ谷
モリア
ロスロリアン
国境
ローハン
ファンゴルン
エドラス
ヘルム峡谷
モルドールへの道
イシリエン
ミナス・ティリス
軍の集結
攻撃開始
執政の墓所
グロンド
キリス・ウンゴル
モルドール
灰色港

著者等紹介

リー，アラン［リー，アラン］ ［Ｌｅｅ，Ａｌａｎ］
高い評価を受けている『指輪物語』のトールキン生誕百年記念エディションと、『ホビット』のダイアモンドエディションに挿絵を描いた画家。グラフィックデザインと、ケルト・北欧神話の描写を学び、数多くの物語に挿絵を描いてきた。主要なものとして『妖精たち』『魔術師マーリンの夢』『名城図譜』、『マビノギオン』などがある。またローズマリ・サトクリフによる『イーリアス』の再話である『トロイアの黒い船団』で、ケイト・グリーナウェイ賞を受賞した。１９９７年からはピーター・ジャクソン監督の映画「ロード・オブ・ザ・リング」三部作のために、コンセプトデザイナーおよびセット装飾の主任として参加し、２００４年には「王の帰還」によってアカデミー美術賞を授与されている

山本史郎［ヤマモトシロウ］
１９５４年生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科教授をへて、現在、昭和女子大学特命教授。東京大学名誉教授。専攻は、イギリス文学・文化、翻訳論など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Die-Go]

ファンタジー小説『指輪物語』の挿し絵を描き、その映画『ロード･オブ･ザ･リング』では、コンセプトデザイナーおよびセット装飾の主任を勤めたアラン･リーによる中つ国の世界。おぼろげなスケッチ画が大半ではあるが、時々ゾクッとさせられる絵が紛れ込んでいるので油断できない。ちょっとお高いが、買って良かった😊★★★★☆

2020/04/20

[兵士Ｏ]

この本の深い味わいを何と評したらいいのでしょうか。鹿児島の桜島を上空から眺め、遠方に霧島連山があるような、遠い、遠い風景。そんな茫漠な景色を、この本の中では鉛筆（木炭？）のモノトーンのラフ絵で描いています。それ以外でも、ホビット庄のコミカルな村の様子や、アールヌーヴォー風のエルフの装飾など、画家アラン・リーさんの総決算的な世界観がぎっしり１頁、１頁に詰まっています。「もののけ姫」の資料集の時も宮崎監督のラフ画に圧倒されましたが、アランさんも凄い！　どこか寂寥感の漂う、これらの絵は、僕の琴線に触れましたよ。

2021/06/12

[シュウ]

美しい。また中つ国を旅したくなる。

2022/09/04