出版社内容情報
ヒトラーの両親の系図や幼少期、学生時代から政治青年、そして独裁者へと向かっていく生涯を、希少な写真とともにたどる。また時代ごとの政治・社会・文化を豊富な写真や図版とともに紹介することでその全体像を目に見えるかたちで紹介する。
内容説明
200点以上の貴重な写真資料、充実したトピック・コラムとともに独裁者の生涯と激動の時代をたどる。
目次
第1章 子供時代
第2章 芸術家の肖像
第3章 前線
第4章 政治家としての始まり
第5章 わが闘争、わが成功
第6章 権力を握る
第7章 戦争への回帰
第8章 厄介な遺産
著者等紹介
ケリガン,マイケル[ケリガン,マイケル] [Kerrigan,Michael]
オクスフォード大学で学ぶ。歴史全般に多数の著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
40
原著タイトル「Hitler: The man behind the monster」。わかりやすくまとめてあるが、新事実があるわけではない。淡々と事実を分析し、不明の部分は憶測でしかないことを正直に説明している一般書だ。ただ、多くの資料がフルカラーで紹介されているのは貴重だ。挫折した画学生・ヒットラーが描いた、孤独さが感じられる風景画や驚くほど拙い人物画は初めて見るもので大変驚いた。共感力が感じられない、どこか弱々しい線。コンプレックスの固まりのような人ほど大きく見せようとする習癖があるのかもしれない。2024/05/03
こぽぞう☆
14
図書館新刊の棚より。2017年のシメになってしまった。結局、あの怪物がどうしてできあがったのかは誰にもわからない。内容は目新しいものは特にない。カラー写真を観るための本かな。2017/12/31
ルナティック
4
ヒトラーの幼少期、青年期、WW1の兵士時代や若き政治家時代、そして独裁者へ・・・と写真と一緒に見ましょうって本です。が、情報としてソレほど目新しいものは少ないし、第一ヒトラー自身の写真もそれほど「超目玉!」」ってモノも少ない。正直残念。とは言いつつ、レアな私的写真は必見!プライベート写真=エヴァ・ブラウンとの2ショットや昼寝姿は、やはり嬉しい。ナチの幹部の姿もチョコチョコ写っているが、これも好き好きか。内容がもっと濃ければ良かったのにナァ。他の本で既に読んだ内容が多かったし。カラー写真はナイスです。2017/10/10
nori
3
First of all, fun to see color photos. Second, this book is also biased by Anglo-Saxon despite he tried to correct it. For example, he could not mention about benefit for German people by 3rd Reich, because he might be afraid to accused himself of it.2017/12/14
noko
2
ヒトラーは機能不全家族の産物である。しかしこの時代沢山の子どもが同じ状況だった。カラーのヒトラーの写真が見られる。しかし結構有名なものが多い。軍時代は余り見たことがなかった。1909年冬ホームレスの為の宿泊所に保護を求めて、3年程宿泊所にいた。ユダヤ人の出資で建てられた所で、友人にユダヤ人もいたのに何故?という気持ちが強い。ビアホール一揆で逮捕された。5年の禁固刑のはずが、9ヶ月で出所した。歴史にたらればはないが、もし5年入っていたら変わっていただろう。ヒトラーの権力がUPしたのには大恐慌のせいでもある。2024/01/29