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出版社内容情報
38度線、米メキシコ国境、アイルランド、パレスティナ……。民族や家族すら行き来できない「壁」はいまでも世界中に存在する。そしてグローバル化とともに「壁」は増えてゆく。「壁」を撮り「壁」をめぐる人々の姿を追った著者による渾身のフォト・ドキュメンタリー。
内容説明
国を、民族を、家族を分断する「壁」は、今もなお、世界中で作られている。なぜそこに「壁」があるのか、なぜなくせないのか、世界の「壁」を見て歩き、問いかける。南北朝鮮からアメリカ、メキシコ、イスラエルまで、分断の現場を歩き続けた女性研究者による世界へ向けたルポルタージュ!
目次
ふたつの朝鮮の間の非武装地帯―時を超えた空間
キプロスのグリーンライン―ヨーロッパにおける分割
ベルファストの「ピースライン」―街中の壁
西サハラの土手―西サハラ砂漠の砂の壁
インドとバングラデシュとの間の囲い込みフェンス―ベンガル地方のど真ん中にある傷跡
アメリカ‐メキシコ間の国境―「メックスアメリカ」の移民防止壁
メリリャとセウタの有刺鉄線―モロッコにある壁に囲まれたスペイン飛び地
カシミールの電気柵―インドとパキスタンの間にある管理ライン
パレスティナの壁―安全確保から分断へ
著者等紹介
ノヴォスロフ,アレクサンドラ[ノヴォスロフ,アレクサンドラ] [Novosseloff,Alexandra]
パリ第2大学で政治学博士号取得。同大学付属の国際関係分析研究所「チュシディッドセンター」などの研究員として、主に国際連合、平和維持活動を専門とする。現在、ニューヨーク大学国際協力センターの招待研究者。紛争後の地域の写真を撮るカメラマンでもある
ネス,フランク[ネス,フランク] [Neisse,Frank]
政治学・国際関係学の修士号取得。2001~08年の間、バルカン半島や西サハラにおいて、国際連合の平和維持活動や欧州連合の危機管理ミッションの政治・軍事顧問として現地に滞在した。2009年から欧州連合(EU)関係機関で働き、現在は欧州対外行動局のスタッフ
児玉しおり[コダマシオリ]
神戸市外国語大学英米学科、神戸大学文学部哲学科卒業。1989年渡仏し、パリ第3大学現代仏文学修士課程修了。在仏邦字紙の編集者を経て、現在はフリーの翻訳家・ライターとして活動。パリ郊外在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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