出版社内容情報
イタリアの伝統的パスタについてはもちろん、世界中のパスタと?の進化を追う。図版多数。レシピ付。イタリアの伝統的パスタについてはもちろん、悠久の歴史を誇る中国の?、アメリカのパスタ事情、アジアや中東の?料理、日本のそば/うどん/即席?など、世界中のパスタと?の進化を追う。図版多数。レシピ付。
カンタ・シェルク[カンタ シェルク]
龍 和子[リュウ カズコ]
内容説明
イタリアの伝統的パスタについてはもちろん、悠久の歴史を誇る中国の麺、アメリカのパスタ事情、アジアや中東の麺料理、日本のそば/うどん/即席麺など、世界中のパスタと麺の進化を追う。図版多数。レシピ付。料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン賞特別賞を受賞した人気シリーズ。
目次
序章 パスタとはなにか
第1章 パスタの起源―神話と伝説
第2章 パスタの原料
第3章 パスタ作り
第4章 パスタの調理法
第5章 現代のパスタ
第6章 麺
著者等紹介
シェルク,カンタ[シェルク,カンタ] [Shelke,Kantha]
食品科学、栄養学、食品法、料理史について学び、執筆し、また指導も行う。合衆国メリーランド州ボルティモアのジョンズ・ホプキンス大学およびオーストリアのマネジメントセンター・インスブルックで非常勤、客員講師を務める
龍和子[リュウカズコ]
翻訳家。北九州市立大学外国語学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kinkin
85
パスタとはなにか、歴史やつくり方などについて書かれている。パスタという言葉が日本で普通になったのはそんな昔のことではないと思う。すくなくとも私が若い時は皆スパゲテイと呼んでいたと思う。それに今はスパゲッテイいやパスタのメニューもやたら多いようだ。喫茶店で食べたナポリタンは美味かったなーそんなことを思い出しながら読了。麺についても書かれていたがこちらはほんの少し。パスタについて知りたい人にはおすすめ。図書館本2018/09/02
けぴ
37
食の歴史シリーズの本。このシリーズはいつもながら興味深い。イタリア地域で始まりアメリカで広まったパスタ。中国地域で始まり日本に広まった麺。横浜のカップヌードル博物館まで載っていて著者に敬意!2019/10/05
kaizen@名古屋de朝活読書会
37
#感想歌 #短歌 パスタ麺起源論争避けるのは資料の偏り止むを得ないし きしめんがないのは納得できないし著者に連絡御注進か 日本でのパスタあんかけスパうまい著者に連絡食べてもらおう2017/04/16
Kouro-hou
29
文献的に正しい麺類の歴史本。パスタと中華麺は歴史的に明確な接点無しとして別々に扱っております。比率は3:1ぐらい。マルコ・ポーロ伝来説に関しては明確に否定。(その前から文献にパスタらしきモノがある) とにかく製法・道具・素材史、付合せ史、周辺文化史と麺類文献知識の集合体とも言える本で、全ての頁でほうほうとなれる。ジョークの入る隙間も無いよ! 日本の麺類に関する記述は物足りないところもあるも、日本が世界有数の麺好き民族というのは伝わってくるw 巻末付録のアジア麺と近似パスタ種の表は著者の視点が窺えて面白い。2017/07/08
くさてる
24
毎回面白い「食」の図書館シリーズ。パスタと麺、似ているけれど違う、不思議な関係のふたつの食物について、その歴史やトリビア、レシピまで楽しむことができます。読んでいても、どこまでが「麺」でどこまでが「パスタ」なのか明確な違いがあるようでなくてやっぱりある、みたいな曖昧さが面白かった。原料が小麦なだけでなく、米やでんぷんまで入ってきたり、シラタキまで麺のひとつとなっているから、ちょっとカオス。でもそれが美味しくて楽しい文化なのだ。2021/01/21