出版社内容情報
子どもに良書を届けようとした大人たちの、情熱と葛藤の歴史。アメリカ児童文学史の決定版。レファレンス資料としての価値も高い。
子どもに良書を届けようとした大人たちの、情熱と葛藤の歴史。
手紙など一次資料を徹底的に読みこんだ著者が、作家や編集者たちが一冊の本にかけた
思いや息づかいまでも鮮やかによみがえらせた、アメリカ児童文学史の金字塔。
充実した索引がつき、レファレンス資料としての価値も高い。
内容説明
子どもに良書をとどけたい!児童文学のつくり手たちの情熱と葛藤の記録。作家、画家、編集者、出版社、図書館員、書店員、評論家など…人びととアメリカ社会が織りなす鮮やかな歴史の物語。
目次
第1章 摂理と目的―植民地時代から新国家誕生へ
第2章 「金ぴか時代」から新世紀の夜明けまで―南北戦争後
第3章 無邪気さの喪失と再発見―1920年代
第4章 危機にたち向かう女たち―1930年代
第5章 世界大戦と大衆市場―1940年代
第6章 快楽と不安―1950年代
第7章 動揺と混乱―1960年代
第8章 変化につぐ変化―1970年代
第9章 企業家と魔法使いの21世紀
著者等紹介
マーカス,レナード・S.[マーカス,レナードS.] [Marcus,Leonard S.]
「ニューヨーク・タイムズ」紙や「ホーンブック」誌に書評や記事、エッセーを寄稿。ニューヨーク公共図書館とエリック・カール絵本美術館では展覧会の企画・実行の主事をつとめ、世界各地で講演している。ニューヨーク大学、スクール・オブ・ビジュアルアーツで教鞭をとる。ニューヨーク州ブルックリン在住
前沢明枝[マエザワアキエ]
東京都生まれ。翻訳家。米国ウェスタンミシガン大学で英米文学、ミシガン大学大学院で言語学を学ぶ。訳書に『バドの扉がひらくとき』(ニューベリー賞受賞)、『父さんと、キャッチボール?』(ニューベリー賞オナーブック)、『家出の日』(産経児童出版文化賞入賞)(以上、徳間書店)など。日本国際児童図書評議会(JBBY)理事
おおつかのりこ[オオツカノリコ]
大塚典子。福島県で生まれ育つ。北海道大学文学部英米文学専攻卒。子どもの本や図鑑の翻訳・執筆にたずさわる。やまねこ翻訳クラブ会員
児玉敦子[コダマアツコ]
東京都生まれ。国際基督教大学教養学部社会科学科卒業。ノンフィクション、児童書などの翻訳に携わる。やまねこ翻訳クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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