出版社内容情報
16世紀の大航海時代から今日にいたる日本とスペインの接触・交流・相互理解の歴史を通覧する。第1部では両国の出会いから鎖国時代まで、第2部は幕末・明治から現代の大衆文化まで、一般向けにわかりやすく解説した。
内容説明
日本人の視点でとらえた知られざる文化往来。大航海時代から今日にいたる両国文化交流史の全貌を描く。スペインに渡った日本人、日本を動かしたスペイン文化。
目次
遠くて近いが、やはり遠い国―まえがきに代えて
第1部 近世初期の交流史―南蛮・キリシタンの時代(日本とスペインの出会い、その歴史的背景;ポルトガルの枠組みの中で―種子島・ザビエルから天正遣欧使節まで;豊臣秀吉とスペイン―関係の本格化;徳川幕府とスペイン―関係の断絶へ;鎖国時代のスペイン情報)
第2部 近現代の交流史―遠いロマンの国(相互の「再発見」と交流の再開(幕末‐明治)
交流の充実から内戦・大戦の時代へ(大正‐第二次世界大戦)
みたびの交流再開から現在まで(第二次世界大戦後))
著者等紹介
坂東省次[バンドウショウジ]
1947年、兵庫県生まれ。京都外国語大学スペイン語学科卒業。京都外国語大学大学院修士課程修了。スペイン語学、日西交流史を専門とする。京都外国語大学外国語学部スペイン語学科教授・学科長、京都セルバンテス懇話会代表
椎名浩[シイナヒロシ]
1966年、熊本市生まれ。1994年、中央大学大学院文学研究科西洋史学専攻修士課程修了。専攻はスペイン中世史・近世史。現在、熊本学園大学、福岡大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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