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日本文学の論じ方―体系的研究法

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784790716372
  • NDC分類 910.7
  • Cコード C3091

内容説明

国際的に活躍する第一人者が明かす、研究の奥義。北京・清華大学での連続講義をもとにした、作品論と文学史・文学史再編をつなぐための必携書―作品と概念、思潮、作者、読者…、ひとつひとつの考察を着実に進め、体系的に理解する方法を伝授する、未来の日本近現代文学研究者への「知」のバトン。

目次

第1章 論文の書き方(論文のかたち;論文を書く力;エッセイ、リポートとのちがい)
第2章 今日の「文学」研究(研究の対象範囲;新しい方法の模索;理論とその適用;文化研究の動き;欧米近現代批評の変遷)
第3章 日本文学研究の根本問題(基本概念と分析図式を点検する;考察の図式を変える;言文一致論を点検する;欧米における「文学」概念の変遷)
第4章 文学研究の方法―基礎論(作者‐作品‐読者;自作解説に惑わされない方法;同時代を探る)
第5章 作品論から文学史の書き換えへ(作品形成論;形成過程論から文学史の再編へ;作家の評価史を検討する;表現概念の変遷をつかむ)

著者等紹介

鈴木貞美[スズキサダミ]
1947年生。文芸批評、日本文芸文化史。学術博士(総合研究大学院大学)。国際日本文化研究センター・総合研究大学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Akito Yoshiue

2
非常に親切な内容で、文学部志望の学生にはよい入門になるのではないだろうか。2014/10/19

Nick Carraway

1
著者の博学に圧倒されっぱなしの一書。論文の書き方という体裁をとりながら、今日に至るまでの日本文学研究の問題点、変遷、方法を語り、「作品論から文学史の書き換えへ」(第五章)という壮大なテーマについて解説する。スタディケースとして、梶井基次郎の研究について述べられるが、これだけですごい梶井研究の指針となっている。 初学者の私にとっては正直、ついていけない難解な論も多かったが、著者のような碩学から多くの学恩を被っていきたい。2020/01/31

ザックばらん

0
まぁ、そりゃそうだよなって感じ。2015/08/24

悸村成一

0
上 。依然、所謂論文を執筆する予定が当方にない為、単に通読したに過ぎない。読者の感想なら印象の披瀝で構わないと考える。図書館本。 122015/01/13

YY

0
実績からみなぎる自信がやや気になるが、丁寧に研究で注意すべき点を指摘していてよかった。ただ、まあちょっと真実みたいなところにとらわれ過ぎな気もしたが。2014/12/27

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