出版社内容情報
古代ローマのネロやカリグラの残虐非道、宗教弾圧、恐怖政治のギロチン、
断頭台に上がった国王や王妃などそれぞれ時代背景をわかりやすく解説。
恐ろしくもなぜか心奪われてしまう公開処刑の歴史に迫る。
また本書では、あらゆる地域、さまざまな時代の悪趣味な処刑方法を紹介。
残忍さのオンパレードである。
闘技場で足を鉛で固定された受刑者に餓えたライオンをけしかける、
のこぎりでまっ二つに切る、重い鉄の車輪の外側にくくりつけて転がす、
雄牛の腹を割いて中に縫い込める、内側が大釘だらけの樽に入れて丘から落とす、
さらに内蔵えぐりや四つ裂き、串刺し、焼き網の上で焼く、大砲の口に縛り付け砲を発射する……。
有史以来の死刑囚が迎えた陰惨な、しかも公開された最期について、当時の記録を数多く用いて語られる。
内容説明
本書は公開処刑の目撃者や死刑執行人の証言、日記や手紙、記録類などその時代、その場所に生きた人間の声を多く引用し構成している点がユニークである。奇想的ともいえる残虐行為のヴァリエーション、恐ろしいのになぜか心奪われてしまう死の場面…。時代を下りながら、多数の図版とともに公開処刑のあらゆる側面を通覧してゆけば、読むほどにその意味が見えてくる。
目次
第1章 古代ローマの処刑方法
第2章 斬首
第3章 剣による死
第4章 タイバーンへの道
第5章 首つり・内臓えぐり・四つ裂きの刑
第6章 火刑
第7章 恐怖政治
第8章 エキゾチックな処刑
第9章 軍隊方式
第10章 現代の処刑
著者等紹介
カウソーン,ナイジェル[カウソーン,ナイジェル] [Cawthorne,Nigel]
1951年シカゴ生まれのライター・編集者。ロンドンのユニヴァーシティ・カレッジにて物理学の優等学位を取得。さまざまな歴史シリーズや評伝、王室史、戦争史など、六〇冊以上の編著書がある。現在はロンドンのブルームズベリー在住
井上廣美[イノウエヒロミ]
翻訳家。名古屋大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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