出版社内容情報
ルイ14世からマリー・アントワネットの時代まで、恋人たちはヴェルサイユのどの宮殿で、
どの庭園で愛を囁いたのだろうか。
「宮殿」「庭園」を切り口に、国王、王妃、愛妾たちの恋の人間模様を、庭師でもある著者が魅惑的に描く。
内容説明
ルイ13世からマリー・アントワネットの時代まで、絢爛豪華なブルボン朝を彩った一癖ある女たちは、どんな愛をどんな場所でささやいたのだろうか?「宮殿」「庭」を切り口に、ヴェルサイユ宮のベテラン庭師だから書けた、国王、王妃、愛妾たちの愛と欲望の人間模様。どんなガイドブックにも載っていない「裏」ヴェルサイユ。
目次
控えの間
陰気な沼地ヴェルサイユ
ルイ十三世の不器用な愛
ルイ十四世の冷厳な母アンヌ・ドートリッシュ
扇とついたてと秘密の愛
憂い顔のラ・ヴァリエール夫人
パリからヴェルサイユへ
もう森へなんか行かない
モンテスパン夫人の庭
信心家の猫かぶりマントノン侯爵夫人
迷宮のような私的空間
最愛の王ルイ十五世
平民愛妾ポンパドゥール夫人
ポンパドゥール夫人の衣装ケース
ルイ十五世と「鹿の園」
後釜争い
デュ・バリー夫人の放蕩
梅毒と痘瘡
追いつめられるマリー・アントワネット
アントワネットの秘められた愛、そして死
庭園では今も…
著者等紹介
バラトン,アラン[バラトン,アラン] [Baraton,Alain]
庭師、作家。フランス、ヴェルサイユの庭園で30年以上働く。数あるヴェルサイユの庭園のなかでも著名な「トリアノンの庭園」の主任庭師を務める。歴史に造詣が深く、ヴェルサイユの庭園に関した書籍を多数出版。ガーデニングをテーマにしたラジオ放送にもたびたび出演する
園山千晶[ソノヤマチアキ]
1973年上智大学文学部仏文科卒業。出版社勤務、国際会議運営会社等経営を経て2010年よりフリー。レコードジャケット、音楽会・映画祭パンフレット、ファッション専門紙の翻訳などを手がける
土居佳代子[ドイカヨコ]
1972年青山学院大学フランス語フランス文学科卒業。法律事務所勤務
村田聖子[ムラタキヨコ]
夫の仕事でフランスに滞在したのをきっかけに翻訳の勉強を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。