少女の私を愛したあなた―秘密と沈黙15年間の手記

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少女の私を愛したあなた―秘密と沈黙15年間の手記

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  • サイズ B6判/ページ数 443p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562048922
  • NDC分類 936
  • Cコード C0098

出版社内容情報

7歳の少女マーゴが21歳の大人になるまで、ペドファイル(児童性愛者)の男性(51歳から65歳)との体験を自ら綴る。
恐怖感、多幸感、共依存…男性との奇妙な愛憎と底知れぬ心の闇を描いた衝撃の手記。
世界20か国以上で翻訳。

内容説明

ある夏の日、少女マーゴ・フラゴソは近所のプールでピーター・カランに出会う。マーゴは7歳、ピーターは51歳。マーゴは母とともにピーターの家に招かれるが、そこで少女が目にしたのは、珍しいペットたちがいて凝った裏庭のある子供の楽園だった。精神疾患を抱え、子育てに押しつぶされかけていたマーゴの母は、ピーターがマーゴに注ぐ親身な愛情に感謝し、母子ともに彼に魅了される。魅力的で人を操るのがうまいピーターは、愛に飢えていたマーゴの生活のあらゆる面に入りこんでいく。ピーターはペドファイル(児童性愛者)の本性をしだいに現し、マーゴの「父親」に、「恋人」になる。秘密の孤島のようなふたりの世界は断続的に15年間続くが、マーゴが22歳のとき、10通の遺書を彼女に遺してピーターは66歳の生涯を自ら断つ。自らの性的虐待の経験を―人間の心が抱えるあらゆる情念を、たぐいまれな描写力で書いた本書は世界的に大きな話題を呼んだ。20か国以上で翻訳出版されたベストセラー・ノンフィクションである。

目次

第1部(「遊んでくれる?」;二階建ての家;悪い癖 ほか)
第2部(再会;持参金;キャシーとポール ほか)
第3部(ライバル;借金;遺産)

著者等紹介

フラゴソ,マーゴ[フラゴソ,マーゴ][Fragoso,Margaux]
1979年、プエルトリコ人の父と、ノルウェー人とスウェーデン人と日本人の混血の母(母方の祖父が日本人のハーフ)との間に生まれ、カトリックの家庭に育つ。2009年、ニューヨーク州立ビンガムトン大学大学院英文学・クリエイティブライティング専攻博士課程修了。ニューオリンズ在住

稲松三千野[イナマツミチノ]
上智大学外国語学部フランス語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Reiko

12
タイトル通り、ペドフィリアの男ピーターから受けた性的虐待についての回想録なのだが、読みながらもどう理解してよいのかわからなくなるほど、詳しくそのときそのときの著者の気持ち、楽しかったことや幸せな思い出などが書かれている。ひとつ言えるのは、親の愛をきちんと感じられずに育つと、幸せになるのに本当に遠回りをしてしまうのだということ。彼女もその母親も、さらにはピーターも性的虐待の被害者であるという事実。この恐ろしい連鎖を断ち切るために、つらい過去と向き合い本書を書き上げた著者の勇気に感服する。2015/01/07

風眠

10
礼儀正しくて紳士で心が子供のようだけれど、でも決して本当の子供が思いつかないようなことをする。それは子供にとってはワンダーランドのように魅力的な世界かもしれない。誰よりも君のことを愛している、そして君はとても美しいかけがえのない人なんだと言われたら、それを愛だと信じてしまうかもしれない。家庭にも学校にも居場所がない少女にとって、この男は父親であり恋人でもあるのだ。幼児性愛被害にあった筆者が、人間の情念と業を描いたノンフィクション。もうここにしか居場所が無いのだと洗脳されていた少女の、愛を乞う姿が痛々しい。2013/04/11

くさてる

9
7歳から22歳までの間、小児性愛者である男と関係を持ち続けた女性による手記。これを読めば、性の知識も無いほど幼い少女に性的行為を行うことが(たとえ同意の上だとしても)どれほど深く少女の心を損なって、少女の成長に傷をつけていくことかが良く分かる。それは恋愛のように読めるけれど、実は単に大人がいかに巧みにこどもを騙すことが出来るかということでしかない。冷静に現実を見ながらも、生きがいとなっていた幻想の世界を捨てられず、相反する二つの感情に引き裂かれるように自分を損なっていく語り手の苦しみが辛かった。許せない。2013/05/22

kyon

7
なんとなく私はピーターを罪人とは思えなくて、彼は本当にマーゴを愛していたと思うし、後半の彼はものすごくかわいそうで寂しく感じた。もちろん彼のしたことは社会的に許されないのとなのだけど、、彼の人生はもっといい方向になれなかったのだろうか。2013/12/29

三毛猫座(みけ

6
人にはすすめられない一冊。ペドファイルは、病気。いいところは、著者がニルヴァーナを愛好しだす頃むかえる結末が、陰鬱でニルヴァーナの音楽と合っていること。2015/11/19

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