出版社内容情報
2007年に発見されたメキシカンスーツケースにあった未発表の膨大な資料をもとに描かれたキャパの複雑で波乱に富んだ生涯。「世界でもっとも偉大な戦争写真家」の全貌がいま明らかに!
内容説明
メキシカン・スーツケースの思いがけない発見―未発表の資料300点(写真、手紙、刊行物など)から、新たなキャパ像が浮かび上がる。その生涯を伝説によらずに3つの時代に分け、パリのハンガリー人亡命者アンドレの時代、スペイン内戦の写真家ロバートの時代、もっともフランス人らしいアメリカ人報道カメラマンであるボブの時代で構成。
目次
アンドレ―1933‐1936(パリの亡命者;トロツキー、初めてのルポルタージュ;連載小説のエキストラ;ザールラント、フリードマンの署名 ほか)
ロバート―1936‐1939(写真家誕生;行動する報道カメラマン;人民戦線のカメラマン;マルセイユにて ほか)
ボブ―1940‐1954(アメリカ人;ロンドンでDデーを待ちながら;第1陣で;ノルマンディ戦線にて ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
豆の木 土方正和
1
当時は写真家🟰戦争写真家 なのだろうか。キャパは有名だが、恋人だパートナーのゲルダが突出した写真家であったことにワクワク感がある。かの有名な 崩れ落ちる兵士 も彼女が撮ったものなのか? さまざまな尖った人達との出会いが彼を成長させる。写真家って凄い。2025/08/16
takao
1
写真の持つメッセージ性2017/08/24
sasha
1
生涯に残したネガの数、7万枚。40歳の若さでインドシナの戦場で散った伝説のカメラマンの足跡を、2007年に発見された新資料と共に追う。それでもやっぱり謎が残るんだよね。「崩れ落ちる兵士」のネガ、いつかどこからか出て来るのだろうか。2012/09/22
galoisbaobab
0
平和ボケてるオレがキャパの写真を見て彼の言葉を反芻しているということが重要なのかもしれない2013/06/02