出版社内容情報
ゲバラ没後45周年。キューバ革命前のゲバラの幻の日記がついに刊行。40ページにおよぶ写真とともに、革命前夜の状況が生々しくつづられている。ゲバラの手紙、用語解説、索引付。
内容説明
キューバ革命時代の最後の未公開日記ついに刊行。当時の未公開写真と自筆原稿も収録。
目次
1956年一二月
1957年一~八月
1958年四~一二月
付録(シエラ・マエストラ資料集;ラス・ビジャス資料集)
著者等紹介
ゲバラ,エルネスト・チェ[ゲバラ,エルネストチェ][Guevara,Ernesto Che]
1928年にアルゼンチンで生まれた。若い医学生の時、ラテンアメリカを縦横に旅してまわった。1954年にグアテマラにたどりつくが、アメリカが画策したクーデタによって、民衆に支持されていたアルベンス政権が倒されるのを目のあたりにする。メキシコに逃れ、亡命中のキューバ人革命家グループと親しくなり、「チェ」というニックネームをつけられた。フィデル・カストロと肩をならべて、2年間にわたってゲリラ戦を戦い抜いて、キューバの中心的指導者となった。1966年、ゲリラ組織を率いてボリビアに渡ったが、1967年10月、政府軍に捕らえられて処刑された
柳原孝敦[ヤナギハラタカアツ]
1963年、鹿児島県名瀬市(現・奄美市)生まれ。東京外国語大学大学院博士後期課程満期退学。文学博士。現在、東京外国語大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
3
キューバ革命当時のチェ・ゲバラの日記。ただ、完全版というわけではなく(そもそもノートが無くなっている部分もある)尻切れトンボという感じ。あくまで専門家かよほどのチェマニアでないと厳しいか。チェ・ゲバラでヒストリカルシミュレーションを作るとか、小説かいてますって人には必須だけど、キューバ革命とかチェ・ゲバラを知るために読む本ではないという当たり前の事実。ただ、まぁ革命といいつつなんか南米なゆるさがところどころ見えるところはやっぱり南米だなーと(笑) ページ数の割りに安いのでそういう意味ではいいけれど。2012/07/01
S.K.
2
「その頃私は医者としての個人的成功を夢見ていた。しかしこの旅を通じて考えが変化した。飢えや貧困を救うには注射だけでは不十分だ。社会の構造そのものを変革せねば。病人の治療より重要なことは、病人を出さないことだ(チェ・ゲバラ)」2013/06/16
hisakodosu
1
チェゲバラの知識ゼロとしてはこの本からはいったのは良かったかも。途中退屈だったが。2016/04/02
at@n
0
『革命戦争回顧録』のベースとなったとも言える日記。こちらは臨場感と切迫感に富み、飽きることなく読み進められた。ボリビア戦と違い、キューバでは多数のシンパを募ることができたのだと思うと切ない。2013/03/22
湧太郎
0
1956年~1957年までのキューバ革命期の記録。 裏切りがあったり、ぜんそくがあったりするなかでの過酷な闘い。ゲバラの意思の強さが伺える。2020/07/30
-
- 和書
- 人間万事塞翁が丙午