出版社内容情報
物語の名手が数百年も読者を虜にしてきたアーサー王伝説の魅力的な物語を中世のオリジナルに基づいて描く。宮廷風恋愛、騎士の冒険、ユーモアと魔法の世界が豊かに織りなす一冊。物語の解説ではアーサー王伝説の背景を詳しく描く。
内容説明
アーサー王、グウィネヴィア妃、マーリン、円卓の騎士たちが登場、宮廷風恋愛、騎士の冒険、エロティックなユーモアと魔法の世界が、豊かに織りなされている。後半の解説には、それぞれの物語の起源と変遷についての興味深い情報が満載。アーサー・ラッカムをはじめとする有名画家の最上の挿絵がちりばめられている。
目次
第1章 アーサー王の誕生
第2章 マーリンの篭絡
第3章 いかにキルフフはオルウェンを妻にしたのか
第4章 サー・ガウェインと緑の騎士
第5章 トリストラムとイゾルデ
第6章 ランスロットを愛したエレイン
第7章 黄金時代の終焉
著者等紹介
カーヴェン,ロザリンド[カーヴェン,ロザリンド][Kerven,Rosalind]
世界の神話、伝説、民話を熱愛し、これまで50冊以上の書籍を出版して、高く評価されている
山本史郎[ヤマモトシロウ]
1954年、和歌山県に生まれる。1978年、東京大学教養学部教養学科卒業。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻はイギリス19世紀文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
81
何か良い本はないかな〜と図書館をさ迷っていて、見つけた本。とにかくアーサー・ラッカムの挿絵が美しい。トリスタンとイゾルデ、小舟に横たわるエレイン、騎士ランスロット、名前の響きはロマンティックだが、続けて読むとどれも結構生々しい男女の物語ではある。かなり以前に読んだ、妖姫モーガンの視点から描かれたシリーズ、マリオン・ジマー・ブラッドリーの【アブァロンの霧】も久しぶりに読みたくなった。2016/01/18
明智紫苑
10
いいとこ取りで初心者向けかもしれないね。入門書としてちょうど良いだろう。ただ、もうちょい絵がほしかったのね。2016/12/12
getsuki
7
平坦な文章で読みやすい邦訳だったので、すんなりと読了。後半の解説にて補完あり。2018/12/04
shou
7
予想より絵が少なかったw 前半が円卓の騎士や女性たちの物語、後半が諸説についての解説。全体的に読みやすい印象。2012/11/21
えそら
6
ゲームや漫画、色々な創作物に出てくるアーサー王や円卓の騎士。知ってるつもりを長年続けて、やっと読みました。沢山出ている関連書籍で何故この本だったのかといえば、図書館の開架になっているのがこれしかなかったからです。伝説からのお話が6~7割ほどで、後は登場人物や舞台となった場所などの解説があり、初心者にも安心して読めました。おとぎ話昔話伝説の典型的な類型と時代や語り手によって変わる解釈の説明は面白かったので、また別の本も読んでみたくなりました。2018/02/07
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