出版社内容情報
色はなぜ見えるのか。われわれ人間が見ている世界は、本当に見えている通りなのか?江戸の流行色、空や海、植物など人間を取り巻く自然の色、神話の色彩観、誤解された色、脳が作るトリックの世界等々、古今東西の色と視覚にまつわる現象を自在に説く、色彩の科学と文化論。
【著者紹介】
1957年、東京芸術大学美術学部工芸科卒業。東京芸術大学名誉教授。愛知県立芸術大学、新潟大学を経て、東京芸術大学教授、文星芸術大学特任教授を歴任。色彩現象を中心に、造形上の色彩効果を研究。近年は視覚作用、人間学としての色彩研究をテーマとしている。日本色彩学会前会長。形の文化会理事。一般社団法人流行色協会理事長。著書に『色彩の発見』(NHK出版)、『キュクロプスの窓』(共著、日本出版サービス)、『色彩のアルケオロジー』『視覚の文化』『色彩と感性のポリフォニー』(以上勁草書房)などがある。
内容説明
うつろい、にじみ、響きあう。森羅万象、現れる色はすべて幻…。眼と脳のはたらきに始まり、江戸の流行色、絶滅したトキの色、地水火風空、生命を取り巻く環境の色、神話における色彩観まで、見えるという現象の不思議さ、感じ方の多様と愉快を自在に説き明かす。
目次
第1部 色がわかると世界が変わる(眼と脳が作る世界;感性は色で動く)
第2部 時代を演出する色の名前(江戸の浅黄と茶色;在りし日のトキ色)
第3部 環境としての色(空はなぜ青いのか;緑をめぐる色彩誌)
第4部 色彩論余白(黒の領域;紫とパープル)
著者等紹介
小町谷朝生[コマチヤアサオ]
1933年、長野県生まれ。1957年、東京芸術大学美術学部工芸科卒業。愛知県立芸術大学、新潟大学を経て、東京芸術大学教授、文星芸術大学教授を歴任。色彩現象を中心に、造形上の色彩効果を研究。近年は視覚作用、人間学としての色彩研究をテーマとしている。東京芸術大学名誉教授。日本色彩学会元会長。形の文化会副会長。一般社団法人流行色協会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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