出版社内容情報
「日本近代地理学の父」と称される山崎直方、京都大学地理学教室を創設した小川琢治、大学卒業と同時に第四高等学校教授に就任し学際的な研究業績をあげた中目覚、一生涯東京帝国大学の助手として先史地理・微地誌の研究に尽くした異色の学者東木龍七、考現学で知られる今和次郎、ほかにも内村鑑三、新渡戸稲造、柳田国男の地理学者としての側面など、日本近代のユニークな才能と足どりを、著作物にも踏み込んで解説した「読んで楽しい」レファレンスです。
全5巻、既刊は近世編、以後続刊。(近代編2、現代編1、現代編2)
【著者紹介】
1948年愛媛県生まれ。広島大学教育学部卒業。鳴門教育大学大学院修士課程修了。高知大学名誉教授。日本の地理学史、とりわけ人物に焦点を当てて研究を続けている。著書に『近現代日本地理学思想史』、『地理学史──人物と論争』など。
内容説明
学界を常にリードし大きな功績を残した山崎直方、京都大学の地理学教室を創設した小川琢治など地理学者・地理教育学者57名の横顔を描く。
目次
福沢諭吉
村田文夫
内田正雄
久米邦武
河田羆
大槻修二
松島剛
小藤文次郎
坪井九馬三
野口保興〔ほか〕
著者等紹介
岡田俊裕[オカダトシヒロ]
1948年愛媛県生まれ。高知大学名誉教授。博士(文学)(広島大学)。日本の地理学史を人物中心に研究してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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