飢えのリトルネロ

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  • サイズ B6判/ページ数 250p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562046720
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

1930~40年前半のフランスを舞台に少女エテルが大人へと成長する物語。裕福な両親と何不自由ない暮らしをしていたが、身勝手で享楽的な父親が原因で一家は財産を失う。戦争の足音が聞こえ、困窮していく毎日の中でエテルは……

内容説明

1930~40年前半に青春期を生きた主人公少女エテル…時代の記憶によって養われ、著者自身の心身に刻みつけられたイメージと感覚によって紡ぎだされた傑作。

著者等紹介

ル・クレジオ,ジャン・マリー・ギュスターヴ[ルクレジオ,ジャンマリーギュスターヴ][Le Cl´ezio,Jean Marie Gustave]
1940年、フランスのブルターニュ地方からモーリシャス島へ移住した植民者の末裔として、南仏のニースに生まれる。幼い頃から本や語りの世界に親しみ、63年に小説『調書』で作家としてデビュー。70年代、中央のパナマでアメリカ先住民と生活をともにし、人生における根源的な体験をする。ニューメキシコ州のアルバカーキをおもな拠点に、半世紀にわたる執筆活動を持続させ、著作は約50冊にのぼる。2008年、小説『飢えのリトルネロ』を出版して間もなく、ノーベル文学賞を受賞

村野美優[ムラノミユウ]
1967年、福岡県出身。20歳のときに、ル・クレジオの小説『向う側への旅』と出会い感銘を受ける。25歳からアテネフランセでフランス語を学び始める。上智大学フランス文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ヴェネツィア

361
タイトルのリトルネロは、たしかに訳者の村野美優氏が「あとがき」で指摘しているように、この小説の構成原理であろうし、同時に小説にダイナミズムを与えてもいるだろう。それでは、反復回帰する主題は何だろうか。訳者は「家族の悲劇の歯車が、時代の歯車と連動し、不穏に交響してゆく」と捉えているが、私は、時代や家族の激しく変転する状況の中で、エテルがたしかに「生きた」そのことに求めたいと思う。最後の「今日」は、失われた実在が確かにあったことを証かすものに他ならないのではないか。そこにはエテルだけではなく、収容所に⇒2021/11/30

む け

2
このあとルクレジオがノーベル賞を受賞したということだが、それを抜きにしてもいい作品。戦争文学のヨーロッパ版、しかもとびっきり綺麗な文体で、という感じだろうか(ただし大部分フィクションだと思うけれど)。語り手の母の、第二次世界大戦を中心とした過去の様々な記憶の反復が書き出される。過去→現在(母親の1940年代)へと戻る描写を通り抜けていく上で、感情のリズムが激しくなっていくのが伝わる。最後にはその「余韻」が残されるわけだが、それを今の時代に生きる自分たちがどのように受け取るのか。ずっしりくる作品。2013/01/10

Dr. Hiro Tanaka

1
パリの比較的資産のある家庭の娘が戦争の中で厳しい生活を体験する。視線はあくまでも若い女性のもので、いつ戦争が終わったのか、どのような政治的軍事的動きがあったのか一切わからない状態のまま戦争が終わる。2023/01/21

youtom

1
大団円の後の沈黙が、僕らの飢えを語っているなら、この物語はその孤独への挽歌なのだろうか。2011/04/15

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