出版社内容情報
1930~40年前半のフランスを舞台に少女エテルが大人へと成長する物語。裕福な両親と何不自由ない暮らしをしていたが、身勝手で享楽的な父親が原因で一家は財産を失う。戦争の足音が聞こえ、困窮していく毎日の中でエテルは……
内容説明
1930~40年前半に青春期を生きた主人公少女エテル…時代の記憶によって養われ、著者自身の心身に刻みつけられたイメージと感覚によって紡ぎだされた傑作。
著者等紹介
ル・クレジオ,ジャン・マリー・ギュスターヴ[ルクレジオ,ジャンマリーギュスターヴ][Le Cl´ezio,Jean Marie Gustave]
1940年、フランスのブルターニュ地方からモーリシャス島へ移住した植民者の末裔として、南仏のニースに生まれる。幼い頃から本や語りの世界に親しみ、63年に小説『調書』で作家としてデビュー。70年代、中央のパナマでアメリカ先住民と生活をともにし、人生における根源的な体験をする。ニューメキシコ州のアルバカーキをおもな拠点に、半世紀にわたる執筆活動を持続させ、著作は約50冊にのぼる。2008年、小説『飢えのリトルネロ』を出版して間もなく、ノーベル文学賞を受賞
村野美優[ムラノミユウ]
1967年、福岡県出身。20歳のときに、ル・クレジオの小説『向う側への旅』と出会い感銘を受ける。25歳からアテネフランセでフランス語を学び始める。上智大学フランス文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
む け
Dr. Hiro Tanaka
youtom
-
- 和書
- 蝶に会ふ - 句集