出版社内容情報
父の莫大な遺産を相続したアメリア・ピーバディーは、古代都市をめぐる旅の途中で出会った貴婦人と冒険旅行に乗り出すが、次々に襲いかかる不可解な出来事…。アメリカ探偵作家クラブ会員の選んだ歴史ミステリベスト10作品!
内容説明
父の莫大な遺産を相続したアメリア・ピーバディーは、古代都市をめぐる旅に出立した。ローマで行き倒れていた美貌の貴婦人イヴリンを救い、彼女をお供に冒険旅行に乗り出すが、カイロで待ち受けていたのは、次々に襲いかかる不可解な出来事だった。ヴィクトリア朝を舞台にした歴史ミステリの傑作。
著者等紹介
ピーターズ,エリザベス[ピーターズ,エリザベス][Peters,Elizabeth]
1927年生まれ。シカゴ大学東洋研究所で学び、1952年にエジプト学の博士号を取得する。バーバラ・マイケルズ名義でのサスペンス小説29作と、エリザベス・ピーターズ名義でのミステリー・サスペンス小説37作があり、後者の多くがエジプトや中東を舞台にしている。1989年にアガサ賞、1998年にアメリカ探偵作家クラブ賞の巨匠賞を受賞
青柳伸子[アオヤギノブコ]
翻訳家。青山学院大学文学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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giraffer SACHIヽ(*^^*)ノ少しずつですが毎日読んでます!
22
2011年初版って書いてある。地元よりは大きい本屋さんの海外単行本の新刊コーナーにあったのをお土産気分で買って、そのまま積んでた本。帯に『歴史サスペンスーの傑作ー、「エジプト学の専門知識をふまえて書かれ、魅力的なウィットに富むヴィクトリア朝冒険譚の隠れた名品である」ー、アメリカ探偵作家クラブ会員が選んだ歴史ミステリベスト10の第8位』って書いてある。“いつか英語で読みたい本探し”と、“エジプト(ピラミッド・ミイラ)がマイブーム(終盤だったと思うけど)で購入したのだろう(^_^;)表紙は渋めだけど、→2016/04/01
ごへいもち
18
読友さんご紹介本。いざという時邪魔するドレスの裾👗2020/01/25
詩歌
13
クリスティ+アレクシア女史÷2の歴史サスペンス。面白いのは間違いない。ヴィクトリア朝冒険譚なので、婉曲な言い回しとパラソルが出てくる度に微笑んでしまう。美しい星空が印象に残ったので、昼間の場面でさえ満天の星空の下で話が進んでいるような気分。栞紐が鮮やか! シリーズ第1作とあるので、続きが楽しみ。2014/07/18
はる
12
図書館本。エジプト・ワニ・ヴィクトリア朝と聞いて。そこにミイラもきっと出る!と思ったらちゃんと出た!思わずワニのぬいぐるみと一緒に一気に読んでしまった。坂田靖子のバジル氏の面々や、時代は違うけれどインディ・ジョーンズ博士の冒険の情景も浮かんできて。ドレスで砂漠、ドレスでピラミッド、イギリス淑女たちは強くて旅の荷物も多い!そしてコワい!2016/05/15
一柳すず子
4
ミステリかと思ったらロマンス小説だった。遺産の入った世間知らずの令嬢が海外旅行に出かけてさらに輪をかけた令嬢を助けてワイルドな考古学者と出会う。自分のお金だから使い方も気前よくて良かった。2023/02/25