出版社内容情報
現地の歴史を無視した米軍のイラク侵攻後の失政に明らかなように軍の指導層が歴史を学ぶことの重要性や歴史家の軍事史研究の問題点を解明。米英の軍事史学者などがクラウゼヴィッツから現代までの世界史と軍事史の読み方の基本を解説
内容説明
歴史の真実を学ばぬ者は過去の過ちを繰り返し、過去の理論に囚われる者は現実の状況を見失う。幅広く奥行きの深い社会的関係に基づいた軍事文化の解明。
目次
第2部 歴史の英知に学ぶ軍事文化(長い平和な時代における軍事の変遷―ヴィクトリア朝時代のイギリス海軍について;軍事史と学ばれた教訓の病理学―事例研究としての日露戦争;技術革新と即応体制への障害―イギリス陸軍の経験―一九一八年‐一九三九年;歴史はテロリズムとその未来について何を提示するか;政軍関係の歴史と未来―ギャップの解消)
付録 歴史の利用と濫用
著者等紹介
マーレー,ウイリアムソン[マーレー,ウイリアムソン][Murray,Williamson]
米国の歴史学者。オハイオ州立大学名誉教授。防衛分析研究所上席研究員。イェール大学卒業後、5年間の空軍士官勤務を経て、イェール大学大学院で学位取得。同学部講師、オハイオ州立大学教授、海兵隊大学教授、国立航空宇宙博物館教授、陸軍大学教授等を歴任。…軍事革命・軍事における革命(RMA)の研究者として著名
シンレイチ,リチャード・ハート[シンレイチ,リチャードハート][Sinnreich,Richard Hart]
アメリカの軍事問題研究家、コラムニスト。退役軍人。1965年ウエストポイント(陸軍士官学校)卒業。オハイオ州立大学修士号取得。陸軍指揮幕僚大学、陸軍大学卒業。ベトナム戦争に従軍。中隊長から旅団長までを経歴。陸軍士官学校、陸軍指揮幕僚学校等で教鞭をとる他、政府・軍中枢スタッフ任務を歴任。1990年退役後も防衛関連機関、シンクタンクなどに参画。軍事関係論稿多数
今村伸哉[イマムラノブヤ]
軍事史研究家。1960年防衛大学校卒業。国士舘大学大学院政治学研究科修了。陸上自衛隊幹部学校指揮幕僚課程卒業。師団司令部幕僚、陸上自衛隊幹部学校教官、オランダ国防省軍事史課・ライデン大学・ウィーン大学客員研究員、防衛大学校教授、在日米軍アジア研究所アナリスト、日本文化大学教授などを歴任
小堤盾[コズツミジュン]
軍事史研究家。1986年早稲田大学卒業。同大学大学院文学研究科博士課程満期退学。金沢工業大学国際問題研究所元研究員、早稲田大学・武蔵大学などの非常勤講師を歴任
蔵原大[クラハラダイ]
歴史研究家。2003年早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程満期退学。同年独立行政法人国立公文書館非常勤勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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