出版社内容情報
かのカミーユ・クローデルの実弟にして偉大なるフランスの詩人・劇作家ポール・クローデルが出逢ったロジィ。世界各地を舞台に、激動の時代に生きた女性の生涯を描く迫真のドラマ。その驚くべき事実が本書で明らかになった!
内容説明
クローデルに恋の歓喜と苦悩を吹き込み、その文学に霊感を与えた謎の女性の生涯―数奇な運命と波瀾万丈のドラマ。
目次
第1部(幻想の故国ポーランド;フランシスとの結婚生活;ポールとの洋上の出逢い;福州・道ならぬ恋;ロジィの逃避行)
第2部(ヤンとの再婚・離散する家族;息子たちの出征・母の苦悩;ポールとの再会・和解;内なる時間・現実の時間;ロジィからイザへ)
著者等紹介
ムールヴァ,テレーズ[ムールヴァ,テレーズ][Mourlevat,Th´er`ese]
パリ第3大学で文学博士号取得。ポール・クローデル研究家、論文多数。クローデルとロザリー・スチボール=リルスカとの娘ルイーズと懇意だった。ルイーズの協力のもとロザリーについて長期にわたり取材し、未完書簡を解読してクローデル作品の核心部分を明らかにする。またルイーズから手紙、写真、家族の書類の遺言執行人を委託される。現在、クローデルの未完書簡を編纂中
湯原かの子[ユハラカノコ]
フランス文学・比較文学専攻。評伝作家。上智大学仏文学科卒業、九州大学大学院、上智大学大学院をへて、パリ第4大学文学博士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。