出版社内容情報
カエサルの死から西ローマ帝国滅亡まで5世紀にわたってローマを襲った動乱、殺人、幼児殺し、サディズム、性的堕落、そして狂気――。史上最大の帝国の裏側に隠されていた欺瞞と傲慢を、皮肉とウィットを交えて興味深く鮮やかに描く
【編集者からのコメント】
多くの原史料にもとづいて、皇帝たちの驚くべき悪行について、新たな角度から検証している。
内容説明
数々の比類なき偉業をなしとげた古代ローマ―そこには底しれぬ闇が存在した。カエサルから西ローマ帝国崩壊まで狂気と残虐に満ちた歴史を豊富な図版とともに描く。
目次
プロローグ
第1章 初期の皇帝たち
第2章 「小さた軍靴」
第3章 あなどられた皇帝クラウディウス
第4章 ネロ―「なんという芸術家だ!」
第5章 皇帝のひそみにならって
第6章 おおむねは善良な皇帝たち
第7章 コンモドゥス―たがのはずれた皇帝
第8章 西暦193年―ローマ恥辱の年
第9章 カラカラとゲタ―反目しあう2人の皇帝
第10章 ヘリオガバルス―自堕落な少年皇帝
エピローグ
著者等紹介
ケリガン,マイケル[ケリガン,マイケル][Kerrigan,Michael]
著書多数。コラムニストや文芸批評家としても活動し、スコッツマン紙やタイムズ紙の文芸特集版に寄稿している。スコットランドのエディンバラに在住
樺山紘一[カバヤマコウイチ]
1941年東京生まれ。東京大学文学部卒、同大学院修士課程修了。東京大学教授、国立西洋美術館館長をへて、現在、印刷博物館館長。東京大学名誉教授。専攻は西洋中世史
中村佐千江[ナカムラサチエ]
1969年石川県に生まれる。京都大学教育学部卒業。兵庫県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nat
黒とかげ