内容説明
わき毛処理師に競走馬ブリーダー、速記奴隷に夢治療師、仮面デザイナーにモザイク作家、告げ口屋から葬式の泣き女まで、150を超える古代の仕事をウィットに富んだ文章と多数の図版とともに紹介したユニークな1冊。索引付き。
目次
第1章 「上司」は本物の奴隷監視人
第2章 職業的処女と世俗的な職業
第3章 ノドを通るもの、通ったものに関わる仕事
第4章 法秩序を守る側と乱す側
第5章 口達者と芸達者
第6章 三流経営者とインチキ企業
第7章 華やかさだけはショウビズ
第8章 道具を持って出かけよう
第9章 魅力的な仕事に嫌な商売
第10章 運命づけられた職業と変わらぬ仕事
著者等紹介
レオン,ヴィッキー[レオン,ヴィッキー][Le´on,Vicki]
ノンフィクション作家。ユニークな視点から歴史をとらえ、歴史の片隅で忘れられていた事実を掘り起こし、その裏側を描いた作品を多く刊行している
本村凌二[モトムラリョウジ]
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授。雑誌『KODAI』の編集長として、日本の西洋古代史研究を海外へ紹介する。サントリー学芸賞受賞。日本西洋古典学会委員、地中海学会常任委員。『馬の世界史』で2001年にJRA賞馬事文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりお
48
ローマ、ギリシアなど歴史ある国々、そこで暮らす人々がどんな職に就いていたかを紹介。その数150以上。奴隷から一般市民、上流階級まであらゆる地位を網羅している。その中でも名のあるもの達も紹介。仕事と共に実際の暮らしも見せてくれる。2017/08/05
エンジェル・ハイロゥ
4
古代といいつつ内容はギリシャ・ローマに偏っており、それ以外のエジプトやインドや中国がないのはどうだろうか? 個人的にギリシャ・ローマが大好きなので問題なかったけど、他文明好きの人は騙されたように思うかも。2010/11/14
NezMozz
4
えるしってるか、アテナイでは男娼は罪ではないが、男に突っ込まれた男にはケツに大根をブっさす罰があったというぞえええええマジで?!なんで?!軽くさらっと古代の仕事を網羅した、思ったより楽しい雑学的な本だった。深く掘り下げるための、知識のエントランスロビー2010/07/15
遊未
3
雑学としてはおもしろかった。古代ギリシアから 帝政ローマまで取り扱っている時代が広いので、注意が必要。そして、あくまでもこの本が書かれた時点でのことなのであっさり断定されていることも今では研究が進んでいる可能性があるので、その点も注意が必要だと思われる。2014/11/17
a-park
3
雑学読み物としては大変面白かった。古代ギリシャ・共和制ローマ・帝政ローマを全部一緒くたにしているのでちょっと混乱する。2011/12/19
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- 和書
- 要請としてのカント倫理学